以前に使っていたインカム『LEXIN B4FM』が壊れた。電源を入れてもiPhoneとBluetoothでペアリングできなくなってしまった。以前買ったのが確か2019年の3月。9月頃から壊れていたのでだいたい3年半くらいで壊れた。まず、これを早いととるか十分元は取れたととるか。
気持ち的にはせめて5年くらい壊れないでいてほしかったけど、まぁ当時8,399円で購入していたもの。セナとか3〜4万もするインカムに比べれば格安だしね。値段3倍のセナが10年使えるかというとそうでもないだろうし(笑)。ただし今回は11,199円と2,800円も値上がりしている。評判良くて人気が出たからか、最近の物価高のせいか。
それなのに、何故今回も同じインカムを購入したかと言うと、
・それでもまず安い。
・今まであまり不満がなかった。
・片耳しか聞こえない自分としては十分に音質が良いスピーカー。
インカム使えないと今のバイクライドは楽しくないし、地図のアナウンスも聞くことができなくなってしまうしね。やはり手元にないと不便極まりない。
で、今まではこういう場合型落ちになっているとか廃盤になっているとかで同じものが売っている可能性は低い。中華製だし。
ただし、このインカム、ロングセラーなのか同じものがまだ売っている。もちろん同じメーカーでバージョンアップしたっぽいモノも売っている。実は最初はそちらを一度ポチッと購入したのだ。
実はスピーカーは気に入っていたので本体だけ安いモノを買おうとしたのだけど、よくよく調べてみると本体とスピーカーを接続するジャックがオーディオジャックの3.5mmではなくなっている。冷静に考えればUSB-Cとの変換ケーブルとか売っているので、それでも良かったのかもしれないんだけど、無駄な買い物をしたくないし、少なからず雨風にさらされるバイクだと余計な接続部分もない方が良いしね。
それだったら、セットでそれなりに安いこのB4FMを買った方が良いのではないか?そして、今の製品に満足しているのであれば、あえて違うの買って失敗した!ということにもなりたくない。
ちなみにこの『B4FM』の不満点を一個挙げるとしたら、セナとかとペアリングするとオーディオが聴けなかったということがある。これは安物だからしようがないな、と思っている。しかも自分の場合95%はソロツーなので、不便な回数が圧倒的に少ない。これがいつも2台以上のツーリングに行っている人だとだいぶ評価が変わってくると思う。
と、御託を散々並べたとこで商品と御対面。
部品を出してみて気づく。これ、だいぶバージョンアップしてるし!
すみません、写真が横になってた・・・。右がNEW、左がOLD。色味が鮮やかになってる。ま、これがどうでも良い点。
あとボタンのデザインが一つ変わっている。
まず最初に3.5mmのオーディオジャックじゃない!スピーカー接続がUSB-Cになっている。もちろん上がNEW。
それに合わせて充電ジャックもUSB-C。
裏面。ねじが1つ増えてる。そして写真ではわかりにくいけどアタッチメントの角度が微妙に違う。これは真面目にモディファイしてる・・・全うな企業なのか!?(笑)。
そして、メットへの取り付け部分のモジュールもフルモデルチェンジしていて色々メットの厚さによって調節できる機構がプラスされていた。その代わり、メットからはみ出る部分が多少大きくなってしまった。ま、それよりもこの誠実な対策は一体何なのだ?(笑)
ま、ということで新しいスピーカーを(やっぱりメットにインナーに付けるためにカバーを全部剥がしてスピーカーを剥き身にして装着)USB-Cで接続して・・・。スイッチ・オン!あ、スイッチオンオフの仕方が変更になっていた。ボタン2つを同時押し1秒以上。
これも誤操作防止対策・・・良心的・・・。
すると。
なんと、日本語でガイドしてくれる。ぎょえ〜。前は英語で「パワーオン!」とか言ってたのに「電源が入りました」とか言ってるし。もちろん説明書も日本語ですよ。
ここまで来るともしかして、セナとペアリングした時も音楽が聴くことができるとか改善されていたりして。
期待をしてしまう。もうここまでしてくれて1万ちょっとであれば個人的には大バーゲンだと思います。
今回は珍しく、同じ製品を買い直したという話でしたが、思いの外バージョンアップしててビビったという、個人的にもレアな経験をさせてもらいました。
ソロツーもしくはパートナーも同じインカム使うのがほとんどなのであればこのインカム、オススメしちゃいます。