長女が、高校生の時に前を走っている自転車を追い抜いたらその自転車に乗っている人が倒れて(倒れたふりだと思いますが)、いきなり警察を呼ばれて自転車でぶつけられたと主張されて事故証明を取られました。そのあと、慰謝料と通院費を求められたことがあります。警察の事故証明がきちんと両者の言い分を聞いていないのではないかということで警察署に行きましたが、事故証明は変えられずにとても警察に不信感を持ったことを覚えています。

特殊詐欺について、警察は騙されないようにと結構なお金を使って周知を図っているようです。しかし、詐欺に騙された被害者のケアについてどのくらい行っているのでしょう。

そもそも、日本の法律では、強迫されて契約させられたことについては第三者に対しても無効とできますが、詐欺に騙されて契約させられた方の詐欺による意思表示の取り消しは、取り消しの前に法律関係に入った、善意でかつ過失がない第三者に対抗できません(民法96条3項)。

詐欺に対する被害者救済が不完全なのは、騙される人が悪いということに結び付きやすいのかと思います。

騙される方が悪い、DVやいじめられるほうにも原因が。。。というのは自己責任説に結び付きますね。。。何とかならないものでしょうか。

 

リブログさせていただいた投稿のなかで大切なことは。

<本来、詐欺の被害にあった時
 その家族がすべきことは
詐欺に遭った人を
責めるのではなく
感謝と安心を与えることです。>

➡本当にそう思います。すぐに、その人に原因を求めがちですね。

そして、その自己責任を。。。それだけ新自由主義が浸透しているのでしょうか。

 

精神疾患では、やりたくないのに心のなかで命令されて仕方なく行うということが良くあります。しかし、その気持ちはなかなか理解されません。

メンタルが弱っている人は騙されやすいということでもあります。

家族がいても、心無い言動によって孤立している人はたくさんいます。

そういう人は本当に孤独感に悩まされています。

世界保健機関(WHO)は、「孤独・孤立」を“世界的に差し迫った健康上の脅威”として、問題解決に向けて新たに国際委員会を設立。これに伴い、「若者から高齢者まで世界中の多くの人々が孤立や孤独を実感している」と、問題の実態を強調しています。

孤独を解決するには、地域社会のなかで居場所を作ることができるかどうかです。

社会が商業主義一辺倒に陥らないように、ボランティア活動が大切だとつくづく思います😊