長女が生まれ育ったこの市には、かれこれ40年近く住み続けていることになり私の一生のうちで一番長くなると思います。

最初に住んだ地域は、二宮尊徳の生家の近くでした。昭和30年代まで土葬があったそうです。住んでいた当時は、自治会のなかで亡くなる人がいると女は亡くなった家に行って仮通夜のための食事を作ります。葬儀は土葬のまねごとをして、葬列を組みます。ほとんど、明治・大正時代なのかという感じでした。

そんな地域ですから、よそ者にとってはあまり過ごしやすいとは言えなかったかもしれません。二宮尊徳もパトロンであった小田原城主が亡くなった後は反動なのか疎まれ始めて小田原を出て幕府の仕事などをするようになったとも聞いています。

さて、5月には市長選挙があります。

前回は、現市長と前市長の票数がほとんど変わらず僅差で現市長が当選しました。

しかし、現市長にはいろいろな批判がそのころからありました。コロナ禍での国からの10万円給付金を小田原市独自のものだと思われるように述べていたとか、旧統一教会との関係とか、市立病院の入札前に落札業者とあっていたとか。。。

地方新聞にもそのことが載って良くないことで名前が知れ渡るようになりました。

 リブログさせてもらったのは、市議会議員の小谷英次郎さんの投稿です。

ここで考えたことは。

アメリカの大統領選挙でも対立陣営の評判を落とすために事実ではないことを報道させたりすることが横行しているそうです。お互いにどちらがフェイクニュースかという論争になってしまっているとしたら。。。本題はちがうでしょうと思います。

悪いイメージを対立陣営につけるために最近はAIを使っているということなどまったく主権者を欺くことになるととても怒りを覚えます。

 間接民主主義を腐敗した利権主義に貶めているのはこうしたフェイクニュース合戦としたら。。。どこかで真実を主権者に知らせる機関が必要です。しかし、マスコミがその役割を果たしているかというと疑問です。

真実はどこにあるのかという主権者のレベルの高さが間接民主主義を機能させるのではないでしょうか。

 政治のことはわからない。政治はもともと汚いもの。政治は誰がやってもだいたい同じ。そういう気持ちで、あきらめている人が多ければ間接民主主義は機能しなくなります。また、なんでも行政や政治に頼るのではなく自分たちで地域のことを考えていこうとするミュニシパリズムが本当に大切です。

 さて、5月の市長選挙はどうなることでしょう。従来の首長選挙は現職が強く、中央政府からお金を取ってきて地方の土建業界が潤う旧来の政治が小田原でも続くのか。。。?
それとも、明石市長が行った子育て・福祉を大切にして人口流入を促して街の活性化を図ることができたことを小田原でも実現できるのだろうか。。。

ひとえに、市民のレベルによって決まるでしょう。。。

間接民主主義を壊滅させないようにしたいものです😊