予約しないと入手困難?ファイヤーボール社長のTCG人気商品予想ブログ -2ページ目

予約しないと入手困難?ファイヤーボール社長のTCG人気商品予想ブログ

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プレミア価格とは、標準小売価格を超えた価値がついた場合
市場価値相当で販売することを言います。


標準小売価格 700円
これを市場価格(ヤフオク!やAmazonなどで、取引されている価格)が1000円なら
店舗でも1000円で販売する。

私たちカードゲーム専門店は、ある意味プレミア価格ビジネスなので
基本的にはありだと思います。

私の線引きとしては、通常通り仕入れて間もない商品などは
プレミア価格で販売しても
店舗として、何の創意工夫もしていないので、面白くないし
ファンの期待を裏切るのは嫌なので、極力行いません。

広告宣伝費的に見ても、マイナスプロモーションだと思うので
プレミア価格で、得た利益は意味がないと思っています。

むしろ、『当店は話題のあの商品を定価で販売します!』
のほうが、良いイメージを持ってもらえると思いませんか?
私はそう思っているので、ずっと実践しています。

逆に、まったく人気が出ず、逆プレミア価格(仕入より安く売る)ことも
多い業界なので、儲けられる時に儲けておくのは当然なのかもしれないですね。

発売されてから、期間が過ぎたものは別です。
リスクをとって品薄を読んで、がっつり仕入れた商品や
コネクションを駆使して数を確保できた商品は
ある程度の期間がたてば積極的に仕掛けていくと思います。
もちろん、どこでも手に入る状況や、発売後間もない場合に
猫も杓子もプレミア価格で販売してるときには
絶対にやりませんけどね。

だって、面白くないじゃん、そんなの。


ふと、なぜTCGをプレイするのか考えてみた。

最近は、私がTCGを触る理由は専ら”仕事”だからだ。
少し砕いて考えると”お付き合い”でともいえると思う。

遡れば15年前、私はアミューズメント会社の統括マネージャーをやっていおり、
ある日、事務所で、
店舗管理者がタロットカードのようなカードを何やら弄んでいる。

そいつは、オタクだったので、何やら変わったことをしていると思いつつも、
円滑なコミュニケーションの為に、
「お、それ何?」と聞いた。

今気が付いたが、人生をを変える一言だったね。

で、これはマジックというカードゲームで・・・
と説明を聞いた。

正直、まったく興味がなかったが、
彼ともっとコミュニケーションをとりたいと思っていた矢先だったので、
遊び方を習った。

一週間もたたないうちに、ホビーショップを探して、箱買いをしていた・・・

私はCSAというカードショップの連合を通じて、様々なTCG専門店経営者とお付き合いがある。

売れるかどうかわからない新製品がリリースされるときに、
驚くべきことに、殆どの経営者が、良くしてくれた恩返しにと、
”お付き合い””感謝”で仕入を行う。
もし売れなくても、その担当者の為なら仕方がないか・・・
といった気持ちを持っている。

人によってはビジネスライクではないと思うかもしれない。

TCGは”リアルの”対戦相手があるゲームだ。

約束をして同じ場所に集まり、
約束されたルールをお互い守り、
共に笑い、ともに称えあう、素晴らしいゲームだ。

リアルな人の繋がりを理解できない人が、
人を繋ぐ商品を成功させられるわけがない。
と、私は考える。

どんなに凄いコンテンツをひっぱてきてTCGをリリースしても、
全く売れていないTCGは今も、昔も沢山ある。

凄く面白いゲーム性を持っていたのに、
全くはやらなかったTCGも沢山ある。

今、一番楽しいと思えるTCGは
なぜ、面白いですか?

好きなコンテンツだからですか?
ゲーム性が優れてますか?
イラストが好きですか?

楽しい仲間と遊べる環境があるからですか?





初めてTCGの大会に行ったとき、
人数が少なかったら、がっかりするよね。

よっぽど良い(シングル相場的に)参加賞カードや上位賞カード目当ての場合だと逆に嬉しいかもだけど、
対戦相手を求めて、自分のデッキの強さを試したくていった場合は、
4人前後(最悪、参加者自分一人のみ)だと、
なんか照れくさくて、少し恥ずかしい気持ちで、
「俺が楽しいと思ってるTCGはこんなもんなのか?」
と思うかもしれません。
(もちろん、お店としては感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです)

カードショップとしてはそんなに強いメディアやインフラを持ってる訳じゃないから、
公認大会を申し込んで、店内やホームページやツイッターで告知して、
それなりの努力はしますが、それで精一杯。

沢山のTCG専門店が公認大会開催を自由にしてるわけだから、
大会開催数>参加人数 になるのは仕方がない。
遊戯王、ヴァンガード、デュエルマスターズの御三家は
開催するだけでそれなりの集客が、簡単にできる。
(普通に商圏のプレイヤーが参加する)

しかし、戦闘力100万前後(タイトルあたりのパックの販売数が)
のTCGだと、利便性より、いわゆる”聖地”的な場所に集まるもんだよね。


マジックは唯一イベント開催実績に応じて、店舗で開ける大会に制限をかけているので、
イベント集客の競争はより過酷になる。
(まず、新規店舗だと集客できるイベントが開催できず、最初の一歩すら踏み出せない)
ランクの高い店舗は、集客力の高いイベントを開くことが出来たので、
それは、凄く盛り上がっている。

ヴァンガードは、新規の開催を殆ど受け入れておらず、管理がめちゃくちゃ厳しい。
故に、大会はどこでも満員で雰囲気は熱狂的だった。
たぶん、参加者は、
「ヴァンガードすげぇ、盛り上がってる、流行ってる!」
と思ったかもしれない。
計算された戦略だとすれば、相当なもんだ。

遊戯王は唯一、参加費を徴収できない。
もともと、店内大会など、運営のみで黒字など出ず、
販売促進や広告宣伝の一環なのに、これはキツイ。
しかし、一番売れているTCGなので
正解なのかもしれない。

大会が盛り上がってるから売れるのか?
売れてるから大会が盛り上がるのか?

どうやったら、公認大会にそれなりの人数を動員できるのか?

そこらへんにTCGがヒットする鍵があるのかもしれないですね!

店舗としては動員に全力を注ぐわけですが、それは椅子取りゲームに過ぎない・・・
気がします。