そう仲間に言われて、確かにそうや思うた。
オレは流れに流れついてインド映画の街にいる。
アメリカで2年、売れない俳優をする。
代表作品は『Yellow Fever』
ゲイ映画のエキストラやん
東京で2年、まだ売れてない俳優をする。
代表作品は『新婚さんいらっしゃい』
これ、嫁がおもろいからやん
そしてこの街。
代表作品は『カンナダTV、プロテストの戦い』
野良犬を守るプロテストの集まりに行く嫁についてったらインタビューされただけやん。
なんかかすってるようで全然俳優としての仕事をしてないオレ。
この街で生きて行く為には働く必要がある。
こんなオレにも仕事を下さる方がいらっしゃった。
オレはインド人に囲まれて働いている。
そんなオレが、こっちで働く日本人と食事をする機会があるのだがこれが厳しい。
彼らは駐在員と呼ばれるお金持ち組で、日本の給料とこっちでの給料とでダブル給料をもらっている。
移動にはドライバーがいて、家にはメイドさんがいて。
彼らはそれだけのパフォーマンスを出し、それだけの責任を負ってるからもっともらっても良いくらいだ。
問題は。。。話が合わない。
『朝ごはんはシェフが日本食を作ってくれてますよ。まぁ悪くないですね』
これに対し、
『路上で売ってる10Rsのパティスが朝飯ですね。』
インド人がつばを吐いてる横でチリをかじりながら食べてるとは言えない。
10Rsとは約20円だ
パティスとはパンに潰したイモを塗って揚げたものだ

『休日はドライバーの運転で海辺をドライブしてゆっくりですね』
これに対して、
『移動は5ルピーで乗車率300%の電車です。インド人に肘うちくらって吐きそうなった後に飲む10ルピーのサトウキビジュースはたまりませんわ』
とは言えない。





















