2022年バレーボールの天皇杯、東海大学vsパナソニックの5セット目を観て | ぽんずのブログ

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この動画の天皇杯は2022年12月中旬にあった試合です。


パナソニックはVリーグでも上位を争うチーム。


東海大学はこの天皇杯の1週間ほど前に、

大学生の全国大会(インカレ)で準優勝でした。


インカレの決勝を映像で観ていた感じだと、

「準優勝で残念だった」

と思ってそうな印象を受けました。


そんな中迎えた天皇杯、パナソニック戦の5セット目がオススメに上がってきて、


何となく観ていたら終盤の東海大学4年生の樋内選手(ひうち)プレーで涙が出てきましたので文章で綴ろうと思いました。


(ちなみに東海大学は天皇杯が終われば勝っても負けても4年生は引退という状況でした。)



東海大学11-13パナソニック

の場面で3年生の飯田選手がサーブミス。


東海大学11-14パナソニック

の場面で4年生樋内選手がサーブレシーブをして、

そのままレフトから際どいブロックアウトを決める。


東海大学12-14パナソニック

の場面で、4年生樋内選手のサービスエース。

ここでパナソニックがタイムアウト。


東海大学13-14パナソニック

の場面で、再び樋内選手が好サーブを打ちまして、

東海大学がチャンスボールをもらって樋内選手のバックアタック。

それが切り返されてパナソニック仲本選手のスパイクが決定。


東海大学13-15パナソニック

でパナソニックの勝利



私は「東海大学12-14パナソニック」の場面の樋内選手のサービスエースが、何回観てもウルッとくるなあと思います。


試合の流れでいくと、

その前に後輩がミスをして、

相手にマッチポイントを握られた状態で4年生がスパイクを決め、さらに

「このサーブ、ミスったら負ける」

という場面でサービスエースを取るという。


(もっと言うとその次のサーブもすごいサーブでしたし、その後のスパイクも「もうここは樋内で勝負!」という雰囲気も伝わって来てさらにウルッと来るのですが。)


後輩のミスを帳消しにするような先輩のスーパープレー。

大学4年生ラストの試合で魅せたスーパープレー。

意地のサービスエース。

インカレの悔しさを晴らすようなスーパープレー。


とか色んな事を想像して、

その試合を観てる誰もが注目するであろう緊張する場面でのサーブエースはめちゃくちゃ泣けました。


樋内選手の特徴としても、

「高さとパワーの大エース」

というより、

「工夫をして点数を取るエース」

のような気がして、

4年間苦労もあったであろう中での活躍というのもまた感動しますね。


試合が終わった後の東海大学の雰囲気も、

「この試合はとにかく勝ち負けよりも、出し切ろうと思ってました。」

「楽しもうと思ってました。」

というのが伝わってくるような雰囲気で、

また何かがかかってる試合でも無かったので、


そういった状態でプレー出来ていたからこそのスーパープレーでもあったのかなとも思ったり。


とにかく色んな事が浮かんできた、個人的に一生記憶に残るであろう最高のワンプレーでした。


ちなみにこの動画で頑張っている東海大学の4年生。

樋内選手は富士通、山本選手はサントリー、佐藤選手はジェイテクトに進むようです。


今後も楽しんでプレーしてもらえたらなーと思いますね。