「どくわ」と読みます。
相手の口の動きを見て、何を言っているか理解する技術のことです。
読話の技術を持っているろう者は多いので、手話ができなくても、ゆっくり話せば、おおよそ理解してもらえます。
手指の表現よりも表情が大切です。手指の形にはこだわらない方がよいと思います。
 
例えば、片手に何かを持っていて、空いているもう一方の手で「いつ?」と表した、とします。
この時、手のひらが上を向いていたら・・・・
これは「いくつ」という手話になります。
しかし、相手のろう者に「いつ?」と聞きながら(口の動きが「いつ?」になっている)「いくつ」の手話を表した場合、おそらく、相手のろう者は、正確に理解してくれます。
 
初めて手話を学ぶ場合、手指の形にとらわれてしまうことが多いようです。
手指の形にとらわれると、表情が死んでしまう傾向があります。

私たちの手話教室では、正確な手話を表すことよりも、会話することを重視します。
 
ただし、ひとつ、気をつけていただきたいことがあります。
手話を学ぶ動機は人それぞれですが、
「手話通訳者になる」
と明確に目標を定めている方は、手指の動きを正確に覚え、正確に表す訓練が必要です。
手話通訳者を目指しておられる方は、各地域で、
「手話通訳者養成講座」
が開催されているので、この講座を受講されることをお奨めします。
 
 
 
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