一昔前、知人から
「今朝かえたはずの仏壇のお水がなくなった。仏様が飲んでくれたんだと思う」と、はずんだ声を聞いた。
仏壇のお水がなくなるということは珍しいことではない。
だが、その理由は複数あって「神秘的」であることのほうが少ないように思う。
一つ目は水の蒸発。暑さやストーブの熱によって蒸発したもの。
二つ目は無意識のうちにこぼした。腕や手がぶつかりこぼしれてしまっていた。
三つ目は、動物が飲んだ。猫がひっそりと仏壇の水を拝借するのは珍しくない。
四つ目が、仏様や精霊様等が飲んだというもの。可能性としては一番低いと思う。
こういった答え方をするとあまりいい顔をされないのだが、私の経験上、1~3が一番多いように感じる。
ちなみに、今回の知人の答えは「家族が仏壇のお水をこぼしたあと、水を入れるのを忘れていた」でした