ユニバース25は、アメリカの動物行動学者ジョン・カルフーンによって行われた実験です。
この実験は、特定の環境条件下でのネズミの人口動態を観察し、都市化が動物の行動や社会構造に与える影響を探るものでした。
<ユニバース25の実験概要>
カルフーンは、理想的な環境を提供した閉鎖空間を作り出し、ネズミの群れがどのように増殖し、社会構造がどのように変化するかを観察しました。
実験は以下のように進行しました。
(1)環境設定
ユニバース25には豊富な食料、水、適切な気温、避難所などが提供され、ネズミが理想的な生活を送れるようにしました。
(2)増殖段階
最初の段階では、ネズミの数は急速に増加し、空間は徐々に満たされていきました。
(3)停滞期
やがて、空間が満員に近づくと、成長率は減少し、個体数は安定しました。
(4)崩壊期
最終的に、ネズミの社会構造が崩壊し、異常行動や攻撃性が増加し、繁殖活動が減少していき、結局、群れ全体が崩壊しました。
<人間社会への適用可能性>
ユニバース25の結果が人間社会に当てはまるかどうかは以下の点に注意が必要とされてます。
(1)環境と行動の違い
ネズミの行動と人間の行動には大きな違いがあります。
人間は複雑な社会構造や文化を持っており、単純にネズミの行動を人間に当てはめることは難しいです。
(2)社会的要因
人間社会では、教育、経済活動、医療、法律など多くの要因が人口動態や社会構造に影響を与えます。
ユニバース25のような閉鎖環境での実験結果をそのまま適用することは現実的ではありません。
(3)適応能力
人間は環境に適応する能力が高く、新しい問題に対する解決策を見つける能力があります。
ユニバース25のネズミは、閉鎖された環境での行動パターンを示しましたが、人間はより柔軟な対応が可能です。
ネズミでの実験は25回行われ、全部同じ結果になったことからユニバース25と言われてるそうです。
上記では詳細は省きましたが、ネズミの世界でもストーカーや昨今のLGBT問題に近いことが起きてたり、格差社会が形成されてました。
興味深いのはネズミの実験の過程で、誰とも争わないビューティフルマウスと呼ばれる個体がありまして、これは人間の歴史の中で今都市伝説界隈で騒がしく取り上げられている縄文人を表しているんじゃないか?と感じるところであります。
縄文時代の生活に回帰すれば、人類の絶滅は防げるんじゃないか?と思ったりしたわけですが、いまさら竪穴式住居には住めないですよね(^^;)