私達夫婦は以前、大手のデベロッパーが建てた大型マンションに住んでいました
マンションって壁1枚でお隣さん、エントランスでママ友談義、敷地内で頻繁に人に会う、大勢で共同の建物を使うので細かなルールがとても多い…
正直めちゃくちゃ人間力が試されませんか
住み始めて6年ほど経ったある日、突然「階下の方が騒音を感じていて、話し合いをご希望です」と連絡が入りました
常駐している管理スタッフではなく、大手デベロッパー社員からの連絡だったので、只事ではなさそうだと直ぐに察しました
数日後、その社員の方、階下の方、私達でマンション内の会議室へ集まりました
初めてお会いしたので、まずはお互いの状況の説明です
当時、私達は３人暮らし
階下の方は
50代のご夫婦
介護が必要なお父様
老犬多数
という構成です
間取りは60㎡もない、小さな2LDK
私達は精一杯の謝罪をしました
一応受け入れてくださったように見えましたが、準備していたお詫びの品は拒絶されました
そこから私達の必死の対策が始まります
まずは防音専門店から
防音マットを取り寄せました
次に絨毯専門店から
分厚いマットと大きさのある分厚い絨毯を取り寄せました
更にセキスイの置き畳も敷きました
最終的な床の厚みは、部屋のドアの開閉がスムーズに出来なくなるほど
そして目ん玉飛び出るくらい、信じたくないほどの大金がかかりました…
子どもにも注意しながら、お金と神経と擦り減らしたんですが…
なんと、全く解決しなかったんです
ピンポーン…玄関ドアを開けた瞬間
「うるせぇんだよ
いいかげんにしろ」
「どんな教育してるんですか 」
「嘘つかないでください」
3日に1回は苦言を呈しにいらっしゃいました
※階下の方、決してチンピラとかではなく、非常に真面目な風貌のご夫婦です
私達の言葉や対応を全く取り合ってもらえない、キツすぎる…
そして同じ時期に極め付けの事件が
私達の部屋の近くから投身自殺をされた方がいて、ブルーシートの隙間からご遺体の足を見てしまったんです
全く知らない方でしたが、どうして死ぬの、どんな人生だったの、と暫く落ち込んでしまって…
なんかもう疲れた
と住み続けるのを諦めました
現在、そのお部屋は賃貸に出していて、お堅い職業のご夫婦が2人で住んでいます
そのご夫婦にも一度、階下の方からクレームが入ってしまったんですが、幸い大ごとにならずに収束しました
根暗な私には根本的に無理だと悟ったマンション生活なのでした
↓試行錯誤していた頃の写真です
↓双子が毎日まわす吸盤付きハンドスピナーです 持ち運べるサイズなのでレストランのテーブルにペタっと貼って使えたり、とにかく便利
結構な高速回転なので、大人でも楽しいですw
