義父は脳梗塞で倒れた数ヶ月後に眠るように亡くなりました介護の必要もなかったので義母や夫にとって綺麗な最期でした
病院で看取ったとき、うちのクセ強義母…
義父を自宅に帰しませんでした
理由は「傷んじゃうから」
傷むスーパーの見切り品じゃあるまいし…
義母は専業主婦ですが、義父は自営業でした
義父を久しぶりに自宅兼職場へ連れて帰ってあげたい地域に根ざした仕事で、地元の方からも愛されていた義父
最後のお別れをしに自宅へ来られる弔問客の方も多いだろう
精一杯対応したいと思っていた私とは真逆の考えでした
葬儀は義母の希望で家族葬に決まり、付き添うことも必要ないと言うので、義父はひとりぼっちで葬儀屋さんに安置されました
葬儀の日、義母が呼んだのは極小数で、集まった大人は私達夫婦を含めても6人だけでした
義母には2人の姪っ子がいます
Aさんは義母に似て気が強く、美人な陽キャ数年に1度しか会わない人です
Bさんは大人しく、気を遣いすぎる繊細な陰キャその頃のBさんは、義父が倒れてから家に1人になっている義母を心配し、毎週義母の所へ通ってくれていました
Aさんが現れました
「キャ〜〜Aちゃん会いたかったわ
」「おば様〜
」
と、熱い抱擁です自称潔癖の義母が人と抱き合う姿、初めて見た
Aさんが来てからテンション爆上がりの義母
お経の最中もAさんを褒める褒める
大声で「Aちゃんはうちの長女だと思ってるから本当よ
」
毎週会っている私とBさんの立場は…
いや、別にいいですよ、お気に入りはAさんで
でもその発言は心の中で留めておこうよ露骨な態度もやめようよ
繊細なBさんは確実に傷ついてるよ
義父が亡くなったことを後から知った方々が持ってきてくださるお悔やみの品にも、いちいち文句を付けている義母の姿は、呆れを通り越して恐怖でした
生ぬるい目で見守るしかない私なのでした
(↓遺品整理、回収費用ほ5万円程でした)
↓産後で太ってしまった私でも着心地がよく、子どものお世話もしやすかった喪服です丈も長いので上品さもありました