〜夏越しの祓 神様に贈る「初穂料」〜 | 包み結び 櫻撫子のブログ

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昨日は「夏越しの祓」で神社でお祓いをして頂き、ご祈祷料を納めた方も多いと思います。

~折形の「お初穂料包み」~



折形で教えて頂いた初穂料を包む「お初穂料包み」です。

何となく、正面の形が神棚の扉の部分に見えてしまうのは私だけでしょうか…?

「初穂」とは、その年初めて収穫した稲のことですが、広い意味でその年に初めて収穫した農作物や魚類のことをいいます。

本来は収穫を感謝して、神様にそれらを捧げますが、代わりに「お金」が「初穂料」に代わるものとされました。

神様にお供えする金銭を「初穂料」としたようです。

ちなみに「初穂料」と「玉串料」とは使い方が違うとか…


~夏越しの祓と茅の輪くぐり~



昔から毎年6月と12月の晦日(つごもり)=最終日 に罪や穢れを祓う「大祓」(おおはらえ)という行事がありました。

「夏越しの祓」は、6月30日、一年の折り返しの日に半年の穢れを祓い、残りの半年を無病息災にて過ごせるようにと願う行事です。

大晦日と同じように、茅の輪をくぐり、穢れを祓います。
茅の輪とは、茅(ちがや)というイネ科の多年草を束ねて輪の形に作ったものです。
茅の輪をくぐるのは「蘇民将来」の言い伝えからきているそうですよ。

こちらは私の地元の神社の茅の輪です。


~茅の輪のくぐり方~




茅の輪のくぐり方もいろいろあるようで~
こちらは根津神社さん


~大祓の形代~




形代(人形の形の紙)に姓名、年齢を記し、本人が息を三度吹きかけ、この形代で身体を撫で、心身の罪、穢れを形代に移し、神社に納めます。

同じく根津神社さんの大祓の形代です。

一袋に白と黄色の形代が1枚づつ入っています。
白いのは男性、黄色いのは女性だそうです。
確かに女性の形代は顔が小さくて細面です♪



~「お初穂料包み」の使い方のご提案~




「夏越しの祓」に使われる形代は初穂料と共に、入っていた袋に入れて神社に納めますが、あまりにも味気ないものです。(上の方の写真を見てくださいね↑)

折形の「お初穂料包み」にお祓い料としてのお金と形代もいっしょに入れてみては、如何でしょうか?

紙は白い奉書で美しく折り上げます。
「紙」は「神」に通じますからね。
神様もきっと喜んで下さる事でしょう…

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