O-50(50歳以上)のシニアサッカーリーグでプレーしていると、日本のサッカー文化がどれだけ進化してきたかを肌で実感する瞬間があります。
毎年、新しいシーズンを迎えて「50歳」になった若い世代が入ってくるたびに、リーグ全体のプレーレベルが上がるのです。
この「毎年レベルが上がり続ける」現象こそ、まさに日本サッカー界全体のレベルが上がっている紛れもない事実だと感じています。
自分が大学生の時にJリーグが開幕しました。
つまり、私たちの世代は「子供のころにはプロサッカーリーグが存在せず、プロを目指して育ったわけではない」世代と言えます。
どれだけサッカーが上手くても、当時は実業団に進むのが最高のキャリアであり、幼少期から「プロになる」という明確な目標を持って努力する環境はありませんでした。
一方で、いま50歳を迎えて新しくO-50に入ってくる世代は、小・中学生や高校生といった育成年代の最も伸びる時期にJリーグが開幕し、「プロを目指して本気でやり込んできた世代」で、自分たちの世代:は、大学時代にJリーグが開幕。子供のころはプロという目標がなく、単にサッカーというスポーツが好きでやっていた。その延長で就職することもありますが。
一方で下の世代は、10代の重要な時期にプロという目標ができ、ある程度の時期まで、プロを目指して切磋琢磨する環境で育ったことが今のプレーの質やフィジカルに如実に表れています。
このレベルアップの波は、O-50にとどまりません。さらに上のO-60のサッカー**にも、確実に良い影響を与えていると感じます。
当然、年齢とともに体力やスプリント能力は落ちていきます。しかし、技術や戦術眼の優れた下の世代と一緒にプレーしたり、高いレベルの刺激を受け続けたりすることで、60代のプレーヤーたちのレベルも引き上げられている印象を受けます。
今後は、少子化の中どうやって進化して行くかは、指導者や街クラブの課題ですね。