ソラニンagain.
ハイ、Agehaです。コミックをダシにして一度UPしたんですが
アジカンのCDs出ましたね~~。種田と芽衣子ちゃんのようなジャケット。
余談ですが、アジカンのCDデザインて多分全部この方。
前にアジカンのDVDが出たときにDVDコーナーでも置いてもらってたのが
この中村祐一さんの画集「Blue」です。
最近だと文庫では森見登美彦さんの『四畳半神話体系』が
ノイタミナの深夜アニメになるからとカバー換えしたジャケットがこの方のイラストでした。
まあその前の『夜は短し恋せよ乙女』も中村さんのジャケットでしたんで
やっとおそろになったというとこですかね?
最近、この方の書いたジャケットをよく見かけるようになりました。
他にも探して見てください。赤川次郎とか石田衣良とか
そうそう、前にレビューした有川浩の『植物図鑑』もそうですね。
Agehaさん、結構本はジャケットがまず気に入らないと手にとらないので
この人の絵は問題なく第一関門クリアです(またえらそうに・・・笑)
さて、映画のほうですが、もうごらんになった方はいらっしゃいますか?
ワタシはワタシだ文句あっかと言いたいとこなんですが
音楽で食べていきたい、成功したいって思ってたって
ツイッターとおんなじで
同じタイムラインを生きているひとの心に届くかどうか。目にとまるかどうか。
うまいとか下手とかじゃなくて
『好きっ!』がたくさん集まってそれがそのひとの価値を決めてしまう。
テクニックがどんだけすごくても受け入れられなければそれだけのことで。
大学を卒業してもういい加減自分の生きる道を決めなきゃいけないときになって
それでも追うのか見切りをつけるのか?それはそのひと次第。
好きは好きのままアマチュアでいれば仲良しこよしでいられる。
でもプロになったらなったで「BANDAGE」じゃないが
歌いたい歌と売れる歌の狭間でそれはそれでまた夢が見れなくなることもあってね。
ワタシくらいの年齢になればフツウは青いねとか甘いねとか
そんな時代もあったねとたいがいの人は笑えるのだけれど、
そんなこともあった、それだけのことに妙にシンクロしてしまって
映画の半分以上ポロポロ泣いてました。感傷とかじゃなく
そのまま、種田に加藤にビリーになってたような気がします。なぜか芽衣子じゃなくて。
楽しい時間にはタイムリミットがある。会社やめたとかいつまでもバンドやってるとか
時として無駄とかムチャとかアホとか言われたりするけど
その時期思いっきり何かやっとかないと、
いつまでもモラトリアムのままこんなはずじゃなかった人生を歩いてしまいます。
ほんの一瞬でもキラキラしたものをつかむことさえ出来れば
その他99%がものすごく退屈な日々だったとしても
その一瞬は間違いなく自分を支えてくれるはずです。
「ソラニン」の歌詞は一見わかれうたですが、
うだうだしてて迷ってて弱くてもうどうしようもない自分との決別ソング・・だと思えば
妙にポジティブな歌に聞こえてきます。
生ぬるい幸せとか中途半端な生活とかそういうものからのリスタート。
今はそんな気持ちでこの歌を聴いています・・・。
正直うまいかといわれるとどうかな?かも知れませんが(わわわわわ)
宮崎あおいちゃんにしても高良健吾くんにしても
なんていうか、役者だから芽衣子や種田の想いを歌にのせてぶつけてくる
その強さでもってとっても感動しました。表現者のすごさっていうか・・・。
うまいといえば、ベースの加藤役でサンボマスターの近藤洋一さんが参加してるんですが
このひともたいがいマンガそのままで、しかも映画初出演とは思えない度胸と
ホントに自然な演技でびっくりでした。
・・・演技してるというよりは、自分もそうだったからわかる部分で
加藤と一体化してたんだと思います・・・。
あなたの夢は何ですか?
それは今形になってますか?それとも夢は夢として大切にしていますか?