親族家族等参集侍りて拝み奉る状を平らけく安らけく聞食して今ゆ往先大神等の広き厚き恩頼を弥益益に蒙らしめ給ひ夫婦二人は高砂の尾上の松の相生に八千代を掛けて相睦び相扶け弥遠長に幸く真幸く在らしめ給ひ子孫の八十続五十橿八桑枝の如く立栄えしめ給へと恐み恐みも白す
意訳
親族家族たちがお参りに集まって、拝み奉る様子をお心も平
安にお召し上がり、お聞き届けくださいまして、今から将来、
大神様たちの広くて厚いご恩恵をいよいよますます蒙らせて
くださり、夫婦二人は、高砂の尾上の二本の松のように共に
生き、長い年月(八千代)を掛けて睦み合い、助け合い、い
よいよ末永く、本当に幸せな状態でいさせてくださり、これ
からも子孫が代々長く続き、たくさんの樫木が生い茂るよう
に、桑の木がたくさんの枝を伸ばすように、立栄えさせてく
ださいと、恐れ多くも申し上げます。