チラシを誰に向けて? II ~選挙ポスターを眺めた~ | チラシ創り専門店・伝え屋本舗/鹿児島のチラシコピーライター

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「チラシを誰に向けて書くか」をテーマにシリーズでお送りしております。


さっき気づいたのですが、
ウチの3軒隣の家、塀に選挙ポスターが貼ってまして、
メインのキャッチコピーは、
「今度こそ!」
とあります。


たまたまこの方、最近公式HPを見たことがり、
なんだか応援したくなった地元の政治家です。


さて、このポスターをしげしげ眺めますところ、


「今度こそ!」は、基本的に企業のポスターであればアウトだなぁ、
と思いました。


「今期はシェアが第二位だったけど、次は一位を目指すぞ!
(だからウチの商品を買ってね!)」
っていわれてもなぁ・・・です。

一方、プロスポーツ・チームのポスターと考えれば、
アリです。

ただし、ファンに向けての決意表明、意気込みが伝わるコピーであれば。
それも、内輪、ウチワだけ盛り上がりましょう、てなところがねらいであれば。

核、コアが盛り上がって、その周囲にいる人に熱が伝わっていく、
ってコピーであれば。


企業CMも、お客さんに向けて知ってもらう目的の場合もあれば、
それに加えて働いている人に誇りをもたせる効果をねらうものもあります。

選挙活動も、まずは後援会が活気づくっていうのが大事です。
そのためにこのコピーは重要。

ただ、「この候補者をまったく知らない人」には伝わりにくいでしょう。
それはそれで別のアプローチをすべきです。

一見さんにも常連さんにも、どちらにも響くコピー、
これがいちばんどっちつかずになってしまうパターンが多いでしょうか。
かつての「美しい国」みたいな・・・。

あと、「本物」とか「本流」とか「真の」とかも、
同じ意味でぱっと見強そうで弱いかもしれません。

一見・常連、どちらに向けて・・・がまずはチラシを書くときに頭におくべきことの一つです。