マシ、その2 増、勝、優  ( # チラシ) | チラシ創り専門店・伝え屋本舗/鹿児島のチラシコピーライター

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昨日の続き
http://ameblo.jp/tsutaeya/entry-11529342387.html

です。

「~よりマシよ」の「マシ」、「増し」が正解らしいのですが、
「勝る」の「勝」って字のほうが意味的に合うような気がする・・・というお話。


漢和辞典では、

「勝」は、右下に「チカラ」が入っており、
それ以外は、「朕」の字に似た「あげる(揚げる)」の意味をもつ漢字です。
もともとはこんな↓

 
「チカラ」+「あげる」で、
たえる、ふんばる、戦って勝つ、まさる、すぐれる、の意味になるとのこと。


「まさる」の意味では、
名前でよく使われる「優」という字もあります。

 
こっちは、
左側の「人」+「憂」(面をつけて踊る、または神楽を舞う姿)
で、みやびでやさしい、たおやか、すぐれる、
って意味らしいです。


さて、よくよく考えると、

〇〇よりマシ

ていいかた、あんまりほめるときに使わないですよね。
「そんなによくないけど、まぁ、こっちのほうがいいか」ってくらい。


「勝」や「優」に比べて、
単なる量的に多いことを示す「増」の字をあてるほうが、
やっぱりあってますね。


え! まさかの堂々巡りでこの話おしまい?


申し訳ございません。
今宵はこのへんでお開きにしとうございます。
お付き合いいただき、まことにありがとうございます。


ところで上の「憂」の字、「わざおぎ」を表すと辞書にあります。
「わざおぎ」、「神楽的なものを踊る人」、漢字では「俳優」と書くそうです。






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