秋が深まってくると
対馬海峡は波立ち時化てきます。
対馬の東沿岸の中央に材木の積み出し港があります。
ここには対馬の山から伐採された木材が
山積みされています。
車で10分くらいなのでたまに
海を見に行くことがあります。
毎日事務所の前を木材を積んだ車が通ります。
港に山積みされた木材を見に行きましたが
私が思ったほどは多くありませんでした。
毎日、毎日対馬の山の木は伐採されて
はげ山になると心配でしたが
木材はある程度年数が来ると立木のままで
腐敗していくようです。
昭和30年ころから対馬の山は植林が盛んになりました。
私が中学生の時は「学校林」があり
年に一度か二度生徒が山に入り、
植林した木の周りを除草しました。
立木の年齢も適度な伐採の後は
また新たに植林がされるのでしょうか。
戦後まで頃は
対馬の村々の山持ちは、富があるように言われてました。
まだ古いしきたりで、
嫁に行くときは「山持ち」
に行くと資産家のように言われたものです。
私は木材の山積みを見ると祖母がそんなことを
言っていたことを思いだします。
時代とともに資産の価値も大きく変わりました。




