キツネの嫁入り | 対馬シーロード

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国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     

大気の不安定で急に大雨が降ります。

対馬は南北に小さな島ですが島内でも雨の様子は異なります、

 

天気予報で赤い雲がかかると恐ろしいほど雨が降ります。

大きな川はありませんから洪水などはありません。

今日も仕事に出ていますが

対馬の北端の上対馬町は一時大雨だとラインが来ました。

 

私は対馬の中央の峰町ですが同じ時間ごろも晴でした。

 

 

 

キツネの嫁入りみたいなお天気です。

 

子供の頃は日が照りながら雨が降ると

今日はキツネの嫁入」」と心弾ませたものです。

 

ねえ~、おじい様今日はキツネの嫁入りだから見に行こう」と言うと

遠い山に行かないと見れんからな。でも雨がすぐに明かるとキツネはおらんよ。」

ほらもう陽が照ってきたろう。だから見たものはあまりおらん。

 

私には物知りで学者みたいな曽祖父のことは

素直に教えを受けいれて納得したものでした。

 

それから本が好きになったころ

丸山薫の汽車にのっての詩を読みました。

 

汽車にのって

アイヌランドのような田舎へゆこう

ひとびとが祭りの日がさをくるくる回し

日が照りながら雨のふる

アイヌランドのような田舎へゆこう。

 

この短い詩に夢があり、行ってみたい夢の国に思いました

 

 

対馬のような国境の島にゆこう

島の人々と知り合えば

国境の島でも日本の重要な役割があったことがわかる。

でも対馬の人はこの島に誇りを持たない。