このところ約一年あまり人形の気にいる
顔が
できませんでした。
作品はもちろん感性や技術だと思っていました。
基本はそうですが
ある出来事に深い感動の波長に合うと
気にいる作品と私は会えます。
この顔の制作も私の感情が出ています。
この朝鮮通信使の人形も私の中では
大きな感動と会っていました。
それは私自身だけが感じる感動であっても
その感動が指先に伝わり
作品にしてくれます。
この女性はいくつもの波乱に会うのですが
それを感じさせない
ふくよかな女性を創作しました。
人は長い一生には予期せぬ事に出会う。
それが希望をなくすようなことであったり。
また奇跡にあったようなことでもあり。
私の知らない世界の人たちと
接することで
その人達はさりげなく感動をくれる
私には涙があふれるような感動になる
いつもは平凡な毎日に感謝するが
時として不幸に遭遇したとき
乗り越える勇気と
そこから学ぶものを与えてくれる。
私が人形を作るということは
弱い私への
特効薬なのです。





