島の空や海は
何処までも青い

壱岐の島の青も
対馬の島の青も
同じ青

漁を終えた壱岐の漁船は日暮れに港に帰る
対馬の漁船は日暮れの沖に向かって出漁中だろう

漁から帰った船は湾内をゆっくり何度も
大回りしいている
何のために 何をしているか分からない

入港する漁船が湾内に増えてくる
どうも漁協組合での荷揚げの順番を待っている様子

対馬行きのジェットホイルが間もなく入港
今までいた漁船の姿はない
限られた湾内を海の男たちはうまく使ってる

PM5時00分
夕日を受けながら対馬行きが福岡より入港

乗船客の半数は壱岐で下船する
国境の離島と思いながらも
やはり私は生まれ育った対馬に帰る
壱岐の地形と対馬の地形を比べながら
長い時間の環境で人間性の違いを感じる
壱岐の成功者は故郷に錦を飾り
対馬の成功者は対馬を誇らない。