友の告別式 | 対馬シーロード

対馬シーロード

国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     



人は宇宙の小さな星に生まれ

大きな宇宙に帰る。

本日友の告別式に行きました。

イメージ 1

最期まで前向きで

最期まで対馬を愛し

最期まで周りの人を愛していました。

祭壇の写真は笑ってる

私も思わず笑って返す

それでも涙はつたって落ちる。

イメージ 2

体調が悪くて検査したときは手遅れ

それでも限りある命を生き抜いた

対馬の自然と生き物を後輩に伝えつつ。

それを支えた喪主の奥様の

本日の挨拶には感動でした。



「今年は例年より花が早くに開花して

時間がない主人にその美しさを見せてくれるようでした。

部屋から見える燃えるような対馬の山の色

今日も山が笑ってるよ

本当だ、笑っているね

そんな夫婦の会話もよくしました。

残された時間を大切に過ごしました。

対馬をこよなく愛し対馬大好き人間でした。」

それは妻として
声を詰まらせることなく
生前のお礼を述べられるのですが、
暗記でもなく、読み上げられるでもなく
心の内から出てくる言葉。
物静かで女らしい声音の響き。

前列にいた私は彼女のほほに涙がたくさん
こぼれ落ちるのを見ていました。


本日のお悔やみ電報に「長崎県知事、中村法道」とあり
友の今までの対馬における活動や研究の
感謝の言葉がありました。
知事が人材の育成を目ざされるのが分かりました。
本日旅たつ友に一番のはなむけでした。
有難うございました。