馬鹿と鋏は使いようと言いますが
順風は切れない鋏は使えません。
人形の作業をするのにこれだけの鋏を使っています。

和紙用 布用 はりがね用 細かい作業用 用途に合わせて使い分けます。

鋏の先がそれぞれ、違います。
すぐ手前の赤い鋏は、糊が付いた手で使いようです。

作業机が3か所に有り、小道具は机ごとに置いています。
私の作業場を見たら、机ごとに道具があるのを無駄に見えますが
道具を探す時間が無駄だと私は考えます。
「馬鹿と鋏は使いよう」
この意味は馬鹿を使う、使い側の事を言ったようですが
やはり切れない鋏は鋏の意味をしないと思うのです。
最近思うのですが時代は急速に変化しています。
「天は二物を与えず」そんなことわざが通じなくなりました。
天が与えるのでなく「三物をもつ人」がいます。
誰にでも「天は一物は与えている」そうです。
「残り物に福あり」とか日本のことわざは,「だめ」と
言い切らないところがいいですね。