顔に縮緬を貼る | 対馬シーロード

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国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     


連休3日目


今日は人形の顔に縮緬を貼る作業をしました。

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15センチ角のちりめんの布を石膏の人形の顔に貼ります。


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いつもは深夜にします。

ボンドを、塗って息を止めて、一気に貼り、布とボンドの乾燥に気を使い

気にいらないと布をはぎます。

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布の引っ張り具合で、顔の感じが違ってきます。

顏にぬったボンドは素手でボンドの感触を確かめます。

ボンドが少し厚めの所があると布からしみてきます。

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向かって右側の鼻の所が少しボンドがしみています。

乾いてシミが目立つようでしたら、布を貼りかえます。

ちりめんの布はチリシよりは厚いのですが、絹の布ですから。

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石膏の顔にボンドを塗ったところです。

素手でボンドの乾燥を当たります。

乾燥過ぎたら布が顔になじみません。

早すぎるとボンドが布から染みてきます。



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                                        ちりめんを貼る前の顔。


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            ちりめんの布を貼った顔

この人形に髪を結いあげていきます。

おかっぱ頭が可愛いか、日本髪が可愛いか、、、少しまよながらいます。

この連休は少し人形作りが進みましたが。

私に人間としての巾や奥行や高さがありません。

それは作品を仕上がって思うことです。

それでも、またいい人形たちと出会うことを楽しみに作ります。

作る手はシミがあり年寄りの手ですが、心は今の季節の青葉のように

青春の気持ちを持ち続けられるまで、人形を作ります。