謎が解けないぞうりの話
1811年の絵巻人形は人間の実寸法100として20の割合で創っています。
今までの訳官使人形は55~60センチでしたが、(100対35)
今回は人形寸法、30センチに標準をおいています。

今回の絵巻人形を創る時、絵巻に描かれているものの寸法を出します。
詳細に図面まではかきませんが,細かく絵から情報を探してメモします。
気が付いたことは、対馬藩主の行列の日本人が素足なのです。

カミシモを付けた武士が素足とは可笑しいと思います。
何かわけがありそうにも思えますが・・・・・

長い絵巻を見るうちに刀二本ざしの武士がぞうりを履いています。
そのすぐ後ろの武士は片足がぞうりです。
私はその時の絵師が書き忘れだと思いました。

この絵巻は大英博物館所蔵ですが、ぞうりを履いています。
実は私が朝鮮通信使絵巻に夢中になったのが、このシリーズの絵巻です。

このシリーズも和紙のボデイを150体を貼り終わっています。
先に1811年の絵巻を創ることになったので、3年ほど先になります。

この絵は韓国の絵師が書いて韓国に残したものですが、やはり草履を
履いています。
今回絵巻にはありませんが人形にはぞうりを履かせたいのです。
この件で詳しい方、ご指導いただけませんでしょうか。