時間あったら不倫の子と会ってよ。
私がお姉さんと呼ぶ、お姉さんから電話です。
「不倫の子を見てよ。」
何のことですか。
「いいから、来てみてよ。」
この人何を言っているのか、ちんぷんかんぷん…

お姉さんのスイカ畑に案内されました。

不倫とスイカがどうしたんですか。

「みてよ。感動してますよ。不倫の子。
6月30日が不倫の日で、すぐ子ができたのよ。
このスイカねえ。すごいでしょうが。」

私はピントきません。
なんでスイカが不倫。「不倫の子とはスイカの事ですか」

今年は蜂がいないので、野菜や果物に実がつかないのよ。
解る?オスとメスがいないから子が出来ん。
それで私が無理に不倫させたのよ。
ごめんね。無理やりごめんね。
花粉を何度も何度つけていたら
成功 成功 成功 すごいでしょ。
スイカの花にいやと言うほど
受粉させた。
スイカさんすまないね。
何度も何度も不倫させて。
本当に不倫は嫌だったと思うけれど子ができて
ありがとう。

しばらくて私が大笑いすると、お姉さんも大笑い。
「人間は自分の意志で不倫するけれど、スイカの花は私から無理に
させられたから、すまない。すまない。と言ったのよ」

アハハハ。洗濯はさみが活躍している。
トマトは挿し木してのトマトで実がなりました。
ユリをさしきで研究中です。
お姉さんは
畑大好き、
研究熱心、
料理プロなみ、
涙もろくて、
すぐ感動する。
このお姉さんが80歳になったら遊ぼうと約束している。
お互いまだ現役でいたいから。