お雛様を見に行く。第4回 (全5回)
今回はさげもんを少し紹介します。
柳川のさげもんも有名で、さげもん祭りは一度は見たいです。

さげもんは、ひな壇の周囲に飾りつけされる補助的なものです。
所によっては、つるしひな と呼ばれるさげもんだけもあります。

縁起の良いものが布で形作りされつるされます。
扇型をたくさんつるしたり,紙織、久寿玉、マリなどいろいろです。

ちりめんの布を、小さい花びらに縫いつけて、一つの花にして下げています
(障子の破れを、花に形どりして貼ってあるのは、家主のセンスです。)

一個一個のものを縫いつけていく作業です。
何百の花ひらを縫いつけていくのは、気が遠くなるような手作りです。

掛け軸風な飾り布。
古い帯を絵の周りに額縁のように縫いつけています。

パッチワーク。松の同じ柄の繰り返しですが、色合いを変化することで
見る者をひきつけます。


75センチ角のふくさ。
ふくさもいろいろありますが、こんな大きいものは現代は使いません。
昔は礼儀やしきたりを重んじましたので、こんな大きさも必要だったと
思われます。今ふくさと聞けば茶道具と祝儀などを包むものくらいです。
日本人の質素で美しい心を見たようです。
反省。。。手作りのものを拝見して、私の創作人形は三流です。
早く二流くらいになれるよう昇進いたします。