対馬のおごちそう | 対馬シーロード

対馬シーロード

国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     

晴れ



いざり

対馬は暮の12月から いざり と呼ばれる漁がはじまります。

主に さざえ と あわび 漁です。

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岩場近くで船の上からホコを持ち、箱メガネと呼ばれるもので

海の中をのぞきながら、サザエやアワビをとる漁の方法です。


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殻と身をはずすとき、私は竹のしゃもじを使います。

大きいスプーンもいいです。包丁は危ないのと、きれいに外れません。

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身の部分は塩でもむのですが、私はステンたわしで ぬめりを取ります。

生は固いので、蒸したり 炊いたり します。

歯のいい方は生が おいしいと言われます。

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身の周りに付いている内臓(わた)です。うす塩して焼いていただくのも

珍味のひとつです。


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本日ブログともでもあり、朝鮮通信使に詳しい方で、私が通信使人形を創作

するのに、ご指導をいただいているミッキーさんより贈り物が届きました。

その中に 玄海の塩 が入っていました。かなり人気のようです。



   玄海の塩について


対馬市美津島町 赤島 (あかしま)の海水でできています。

自然の太陽と風で乾燥させたものです。

粒子は荒いのですがミネラルたっぷりです。後で甘みの出る塩です。

粒子はざらめ砂糖のようです。

若い時に飴玉の好きなおばあさんが私に カンロ飴を渡しながら

「カンロ飴は、初恋の味のようだよ」とあめをほ張りながら言われたのを

思い出します。

玄海の塩は失恋の味です。とおばあさんが生きてあったら話すのに。

玄海の塩は後で甘みが出ます。