お兄さんを創りました。
創作人形は、はじめの頃は主に子どもがテーマでした。
三度ほどした個展もほとんどが童人形で完売でした。
手が慣れてくると大人の女姿を作り始めました。

20年前の作品です。女の子は靴を履いていましたが、、、。
私がたぶん脱がせたままに していたようです。
お兄さんがいたら、こんな感じですか。

これは18年くらい前で ”陽だまり”と言うテーマで作品展に
出したものです。
私を可愛がってくれたお兄さんは、
悪がきでいつも破れた服を着ていました。
よく山の中を走り回り,木の実を取ってくれました。

お友達に見えてもいいのですが、私はお兄さんといる自分を表現しました。
私は5人姉弟の一番上です。妹2人とその下に弟2人がいます。
小さいころから姉弟で喧嘩したことはありません。

私にはない お姉さん お兄さん が憧れでした。
特に友達のお兄さんが羨ましく、憧れでした。
「おにいちゃん」と呼んで近寄っていくあのお兄さんと言う
言葉の響きが今でも好きです。
フフフ(笑)。私はもうおばあさんですが、そんな私のお兄ちゃんに
なってくれる人がいたとしたら、その人はもう おじいさんです。