福岡市天神の地下街に、天神かっぱの泉 があります。

地下鉄開通の時に作られたもので、今はかっぱの人形が変色しています。

当時私は 30分もこの人形を見ていたことがあります。
実によく出来ています。材質は鋼材なのに柔らかさや、優しさがよく
表現されていて、見る者の視線を止めるのです。

このかっぱを見るたびに、子育て時代を懐かしく思います。
子育てはこの人形そのもです。

人形のしぐさが豊かに表現されています。福岡と言えば 博多人形 が
ありますが表現が全体に物静かに感じるのは私だけでしょうか。

かっぱは動きが豊かで、つい私も かっぱのおしゃべりに 入り込んで
あいうちしそうです。
”ああーいつも僕たちを、じろじろ見るおばちゃんだー。”
”ちがうよー。このおばちゃんは、年よりに見えるもん。”
”人間は毎日としよりになっていくんだ。
お正月が来たらまた年取るんだから,おばちゃんも としとったんだ。”
″あたしたちは、としとらないもんねー。”
かっぱさん 人間は年をいやでもとるのです。
私もおばさんになるのですよ。何年かして杖をついてる人がいたら
”おばあさん。お元気でしたか” と声かけてね