私はパピヨン,名前はアコ

順風さんこんにちは、ご主人について千葉から来ましたワン。
パピヨンとはフランス語で「ちょうちょ」のことです。ほらね、耳が蝶。

ほら、みて よく見てワン。

私の御主人は「アーちゃん」と言って順風さんと、幼なじみだワン。
対馬に里帰りで、ついてきたんだワン。二人が会うと、ウフフフ ウフ。
「お久しぶりね。相変わらず元気でいいね。ちっとも年取らないよね、若ーい。」
だって、おかしんだワン。二人とも65歳過ぎてるのに、きっと70歳で
会うときも「あーら、いつまでも年とらないねー。」と言ってるワン。きっと。

アツ、アーちゃんがわたしの自慢話を順風さんにしてる。いいご主人なんだ。
やさしくて、旦那さんの次に私を大切にして下さるんだワン。
「うちのパピヨン、名前はアコというのよ。あのねボール遊びが好きなのよ。
対馬にアコのボールがないものだから、庭の小石をくわえてきてね、私の前に
置くのよ。そして後ろ立ちして、前足を合わせて私の顔を見つめるの、小石を
投げてやると、喜んでくわえてきて、また前足を拝むようなポーズとるのよ。
今年3歳になったのよ。女の子よ、私がおばあちゃんになっても、ずっと一緒よ。」
私が言うのもおかしけど、アーちゃん夫婦はとても人間としていい人で、人間の
いやらしさがないんだ。人のこともよく世話してくれるし、夫婦仲良しだし、
いい人生だワン。私は、神様にお祈りするんだワン。
「神様お願いします。アーちゃん夫婦がいつまでも、元気でありますように。」
また来年くるからね、待っててください。ワン。