もしこの時代にゲンタマイシンがあったなら
横浜に住む私の音大時代からの大親友である同級生が
一か月ほど前から
素晴らしい弦楽奏者が指導する室内楽団で
ピアノパートをしています。
バッハのブランデンブルグ第5番を
全楽章取り込んでいると聞きました。
そんな頑張っている同級生の活躍に
刺激を受けて、私も数か月後に合わせる予定の
連弾のモーツァルトと独奏のスクリャービン、
ラフマニノフ、ブラームスを細々とですが練習しています。
スクリャービン
スクリャービンはエチュードOp8-12を練習しているのですが
当初はどうやって弾きこなそうかというテクニックに苦慮したのですが
今はテクニック的には難しいところは無くなり、
本当の難しさに直面しています。
どう表現するのか?
スクリャービンの音楽の表現が難しい!!!
同時に練習しているラフマニノフのプレリュードとは
個性が全く違うので
今は改めてスクリャービンの生い立ちを追い、
スクリャービンの足跡と影響を受けた文化や哲学について
勉強しています。
そうすると何故ここはこんなふうに書かれたのかが
徐々に解ってきて自分なりにどうして行けば良いのか
方針を決めることが出来て大変に面白いです。
ところでスクリャービンは短命で43歳で亡くなっています。
死因は唇を虫に刺されて炎症し敗血症。
えーーーーー!!
今だったら
刺されたところマキロンして
ゲンタマイシン塗っておけば
治るやつやん!!!!
スクリャービンの足跡を見ると
長生きされたら凄い作品が出たに違いないと思います。
ああ、残念だなと思いました。