口永良部島(06月07日~06月24日15時00分まで) | 時代おくれの男

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人知れず咲いて 人知れず散っていく

県名…鹿児島県
火山…口永良部島
火口…新岳火口
経度…北緯 30度26.60分
緯度…東経130度13.03分
標高… 657m(吉岳)
標高… 550m(新岳火口)
管轄…福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

【火山レベル】
火口周辺警報【噴火警戒レベル3(入山規制)】


【火山レベルの理由】

口永良部島では2024年(令和 6年)04月に入り主に吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で継続しています。GNNS観測では2023年06月下旬頃から11月頃にかけて吉岳火口付近の膨張を示す変動が観測されており現在も膨張した状態が維持されていることから2024年(令和 6年)04月13日12時35分に火山レベルを引き上げました。

【噴火警報】

九州南方海上および日向灘

口永良部島から半径1.1海里以内の周辺海域警戒

【防災上の警戒事項】

新岳火口および吉岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石および火砕流に警戒してください。また向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では火砕流に警戒して下さい。風下側では火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降る恐れがあるため注意してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域に立ち入らないでください。

【前回の火山の状況に関する解説情報】 

2024年06月07日16時00分のブログで確認してください。

 

【火山の状況に関する解説情報】

(06月07日~06月10日15時00分まで) 第  51号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されていません。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震は観測されていません。GNNS観測では2023年06月下旬頃から2023年11月頃かけて吉岳付近の膨張を示す変動が観測されており、現在も膨張した状態が維持されています。2023年11月以降、吉岳付近のさらなる膨張を示す変動は観測されていません。


(06月10日~06月14日15時00分まで) 第  52号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されていません。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上200mまで上がりました。吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震は観測されていません。GNNS観測では2023年06月下旬頃から2023年11月頃かけて吉岳付近の膨張を示す変動が観測されており、現在も膨張した状態が維持されています。2023年11月以降、吉岳付近のさらなる膨張を示す変動は観測されていません。


(06月14日~06月17日15時00分まで) 第  53号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されていません。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上200mまで上がりました。吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震は観測されていません。GNNS観測では2023年06月下旬頃から2023年11月頃かけて吉岳付近の膨張を示す変動が観測されており、現在も膨張した状態が維持されています。2023年11月以降、吉岳付近のさらなる膨張を示す変動は観測されていません。


(06月17日~06月21日15時00分まで) 第  54号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されていません。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震は観測されていません。GNNS観測では2023年06月下旬頃から2023年11月頃かけて吉岳付近の膨張を示す変動が観測されており、現在も膨張した状態が維持されています。2023年11月以降、吉岳付近のさらなる膨張を示す変動は観測されていません。


(06月21日~06月24日15時00分まで) 第  55号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口および新岳火口では雲のため噴煙は不明です。吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。GNNS観測では2023年06月下旬頃から2023年11月頃かけて吉岳付近の膨張を示す変動が観測されており、現在も膨張した状態が維持されています。2023年11月以降、吉岳付近のさらなる膨張を示す変動は観測されていません。