口永良部島(04月08日~04月13日12時35分まで) | 時代おくれの男

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人知れず咲いて 人知れず散っていく

県名…鹿児島県
火山…口永良部島
火口…新岳火口
経度…北緯 30度26.60分
緯度…東経130度13.03分
標高… 657m(吉岳)
標高… 550m(新岳火口)
管轄…福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

【火山レベル】
火口周辺警報【噴火警戒レベル2(火口周辺規制)】


【火山レベルの理由】

口永良部島では吉岳火口付近を震源とする火山性地震が2023年(令和 5年)06月以降増加し、その後は増減を繰り返しながら多い状態が続いていましたが2024年(令和 6年)01月中旬から減少しています。また観測データにも活発化を示す特段の変化は認められません。火山性地震の発生は続いています。火山ガスの放出量は少ないながら発生しています。2024年(令和 6年)03月27日14時00分に火山レベルを引き下げました。

【防災上の警戒事項】

新岳火口および吉岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石および火砕流に警戒してください。また西側は新岳火口から概ね2kmの範囲では火砕流に警戒して下さい。風下側では火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降る恐れがあるため注意してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域に立ち入らないでください。

【前回の火山の状況に関する解説情報】 

2024年04月08日16時00分のブログで確認してください。

 

【火山の状況に関する解説情報】

(04月08日~04月12日15時00分まで) 第  31号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されていません。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。吉岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は04月に入ってから増加傾向にあり、04月06日から多い状態で経過しています。また04月11日に振幅のやや大きな火山性地震が発生しました。新岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。GNNS観測では2023年6月下旬頃から吉岳付近の膨張を示唆する変動が観測されていましたが2023年11月頃から停滞しています。

 

(04月13日02時50分に発表) 臨時 第  32号

口永良部島では04月に入り主に吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で継続しています。GNNS観測では2023年06月下旬頃から11月頃にかけて吉岳火口付近の膨張を示す変動が観測されており現在も膨張した状態が維持されています。

 

(04月13日12時35分に発表) 

口永良部島では04月に入り主に吉岳火口付近の浅い所を震源とする火山性地震が多い状態で継続しています。GNNS観測では2023年06月下旬頃から11月頃にかけて吉岳火口付近の膨張を示す変動が観測されており現在も膨張した状態が維持されていることから2024年(令和 6年)04月13日12時35分に火山レベルを引き上げます。

規制前…火口周辺警報【噴火警戒レベル2(火口周辺規制)】

規制後…火口周辺警報【噴火警戒レベル3(入山規制)】