諏訪之瀬島(04月01日~05月06日15時00分まで) | 時代おくれの男

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人知れず咲いて 人知れず散っていく

県名…鹿児島県

火山…諏訪之瀬島

火口…御岳火口
経度…北緯 29度38.30分
緯度…東経129度42.83分
標高… 796m(御岳)
標高… 600m(御岳火口)
管轄…福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

規制…火口周辺警報【噴火警戒レベル2(火口周辺規制)】


【噴火警戒レベルの理由】

諏訪之瀬島では御岳火口では2024年01月14日00時22分に爆発が発生し弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口中心から最大で1.1kmまで飛散しましたが、その後は火口中心から最大で1km付近まで飛散する大きな噴石は確認されていないことから火山レベルを2024年01月19日11時00分に火山レベルを引き下げました。

 【防災上の警戒事項等】

御岳火口から概ね1.5kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒して下さい。風下側では火山灰だけではなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれあるため注意して下さい。地元自治体の指示に従って危険な地域に立ち入らないでください。

【前回までの火山の状況に関する解説情報】

2024年04月01日16時00分のブログで確認して下さい。


【火山の状況に関する解説情報】

(04月01日~04月08日15時00分まで) 第  21号

諏訪之瀬島の御岳火口では爆発は観測されていません。白色の噴煙は最高で火口縁上600mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は時々発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(04月08日~04月15日15時00分まで) 第  22号

諏訪之瀬島の御岳火口では噴火は観測されていません。白色の噴煙は最高で火口縁上400mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は時々発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(04月15日~04月22日15時00分まで) 第  23号

諏訪之瀬島の御岳火口では噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上800mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(04月22日~04月29日15時00分まで) 第  24号

諏訪之瀬島の御岳火口では噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上800mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側付近を震源とする火山性地震が04月24日20時台に一時的に増加し、島内で震度2を観測する地震が2回、震度1を観測する地震が1回発生しました。その後は減少し、少ない状態で経過しています。ナベオタ観測点の傾斜計(御岳火口より南西の約2.2km)では04月24日に地震が多く発生した時間帯で北西下がりの変動がみられました。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(04月29日~05月06日15時00分まで) 第  25号

諏訪之瀬島の御岳火口では噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上600mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側付近を震源とする火山性地震が05月05日13時台に一時的にやや増加しました。ナベオタ観測点の傾斜計(御岳火口より南西の約2.2km)では05月05日に地震が多く発生した時間帯で、ごくわずかな北西下がりの変動がみられました。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。