諏訪之瀬島(02月26日~04月01日15時00分まで) | 時代おくれの男

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人知れず咲いて 人知れず散っていく

県名…鹿児島県

火山…諏訪之瀬島

火口…御岳火口
経度…北緯 29度38.30分
緯度…東経129度42.83分
標高… 796m(御岳)
標高… 600m(御岳火口)
管轄…福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

規制…火口周辺警報【噴火警戒レベル2(火口周辺規制)】


【噴火警戒レベルの理由】

諏訪之瀬島では御岳火口では2024年01月14日00時22分に爆発が発生し弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口中心から最大で1.1kmまで飛散しましたが、その後は火口中心から最大で1km付近まで飛散する大きな噴石は確認されていないことから火山レベルを2024年01月19日11時00分に火山レベルを引き下げました。

 【防災上の警戒事項等】

御岳火口から概ね1kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒して下さい。風下側では火山灰だけではなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれあるため注意して下さい。地元自治体の指示に従って危険な地域に立ち入らないでください。

【前回までの火山の状況に関する解説情報】

2024年02月26日16時00分のブログで確認して下さい。


【火山の状況に関する解説情報】

(02月26日~03月04日15時00分まで) 第  16号

諏訪之瀬島では御岳火口では爆発が9回発生しました。噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上1400mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口中心から最大で600mまで飛散しました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(03月04日~03月11日15時00分まで) 第  17号

諏訪之瀬島では御岳火口では爆発が5回発生しました。噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上1300mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口中心から最大で400mまで飛散しました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(03月11日~03月18日15時00分まで) 第  18号

諏訪之瀬島では御岳火口では爆発が1回発生しました。噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上900mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口中心から最大で600mまで飛散しました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(03月18日~03月25日15時00分まで) 第  19号

諏訪之瀬島では御岳火口では爆発は7回発生しました。噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上1300mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口中心から最大で600mまで飛散しました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。


(03月27日11時00分に発表)

噴火レベルを改訂したため(御岳火口中心から概ね1km)から(御岳火口中心から概ね1.5km)

【防災上の警戒事項等】

御岳火口から概ね1.5kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒して下さい。風下側では火山灰だけではなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれあるため注意して下さい。地元自治体の指示に従って危険な地域に立ち入らないでください。


(03月25日~04月01日15時00分まで) 第  20号

諏訪之瀬島では御岳火口では爆発は発生していません。噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上500mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は確認されていません。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められません。