口永良部島(01月15日~02月02日15時00分まで) | 時代おくれの男

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人知れず咲いて 人知れず散っていく

県名…鹿児島県
火山…口永良部島
火口…新岳火口
経度…北緯 30度26.60分
緯度…東経130度13.03分
標高… 657m(吉岳)
標高… 550m(新岳火口)
管轄…福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

【火山レベル】
火口周辺警報【噴火警戒レベル3(入山規制)】

周辺海域警報【火口周辺危険】・周辺の海域には海上警報

【火山レベルの理由】

口永良部島では、吉岳付近の浅いところを震源とする火山性地震が06月下旬頃から多い状態となっていましたが、07月09日からさらに増加しており、振幅も大きくなっています。このから吉岳火口にも広げました。2023年(令和 5年)07月10日16時00分に火山レベルの範囲を広げました。

【防災上の警戒事項】
新岳火口および吉岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石および火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけて火口から海岸のまでの範囲では火砕流に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域に立ち入らないでください。また半径1.1海里以内の周辺海域警報【火口周辺危険】・周辺の海域には海上警報を発表します。
【前回の火山の状況に関する解説情報】 

2024年01月15日16時00分のブログで確認してください。

 

【火山の状況に関する解説情報】

(01月15日~01月19日15時00分まで) 第   6号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されませんでした。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上200mまで上がりました。吉岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では2023年06月下旬頃から吉岳付近の膨張を示唆する変動が観測されていましたが2023年11月頃から停滞しています。


(01月19日~01月22日15時00分まで) 第   7号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されませんでした。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上400mまで上がりました。吉岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では2023年06月下旬頃から吉岳付近の膨張を示唆する変動が観測されていましたが2023年11月頃から停滞しています。


(01月22日~01月26日15時00分まで) 第   8号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では噴煙は観測されませんでした。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上200mまで上がりました。吉岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。01月24日に新岳西側山麓付近のやや深いところで規模の小さな火山性地震が1回発生しました。GNNS連続観測では2023年06月下旬頃から吉岳付近の膨張を示唆する変動が観測されていましたが2023年11月頃から停滞しています。


(01月26日~01月29日15時00分まで) 第   9号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。吉岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震はやや多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では2023年06月下旬頃から吉岳付近の膨張を示唆する変動が観測されていましたが2023年11月頃から停滞しています。


(01月29日~02月02日15時00分まで) 第  10号

口永良部島では本村西監視カメラによる観測では吉岳火口では新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上200mまで上がりました。新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。吉岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震はやや多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。GNNS連続観測では2023年06月下旬頃から吉岳付近の膨張を示唆する変動が観測されていましたが2023年11月頃から停滞しています。