レポーターになる
相手のことを考えただけで、腹が立つ。
そういえばあのときもこうだった、きっとまたああなるに違いないと、頭の中が、過去や未来をさまよって、気持ちがむしゃくしゃする。
そんなときは、レポーターになってみると、視野が広がり、気持ちが、落ち着きます。
「今、ここ」と自分に声をかけて深呼吸。
自分が置かれた状況をレポーターになったつもりで検証し、選択肢を増やしましょう。
やり方
イメージの中で、丸い輪を作り、真ん中に線を引いて、一方に自分、もう一方に相手を入れる。
自分の横にたって、自分の言い分を聞く。
深呼吸をしてから、相手の横にたって、相手の言い分を聞く。
真ん中の線の外側にたって、レポーターとして、両者(自分と相手)が巻き起こしている状況を実況放送する。
効用
状況の全体像を把握することができる。
状況に対して自分がどう感じ、どう行動していたかがはっきりわかる。
相手の考え方、感じ方を認められるようになる。
自分の中にくすぶっていたネガティブな感情が消える。
今、現在を楽しめるようになる。
ポイント
相手を攻撃したり、愚痴をいうのではなく、自分がどう感じたかを第三者に説明するつもりでしゃべると、話が堂々巡りせず、うまくいきます。
レポーターとして、実況放送するときは、その話を聞いた第三者が、状況を把握できるように、プロに徹してやってみると、新たな視点に気づきやすくなります。