三十路を手前に、ここ最近、もっぱら「ひとり飲み」の楽しさを開拓中のつる丸です。


本格的に「ひとり飲み」を始めたのは、昨年夏の転職がきっかけでした。


つる丸は大学卒業以来、都心の会社で、営業職として働いていました。


当時のお酒の飲み方といえば、

仕事帰りに同僚や先輩と、職場近くの飲み屋さんで、

ビール片手に上司や会社や仕事そのもののグチに花を咲かせる・・・といった

まんまサラリーマンのおっさん的飲み方がデフォルト(笑)でした。


営業職が仕事で抱える悩みというのは、似たようなものです。

ある時期に、また、ある業務や役職に就いた段階で、

通過する苦労体験というのも、みな似たようなものです。

それゆえ、かつて自分の働いてきた職場では、おのずと

「仕事帰りに飲み屋で語る」文化が醸成されていたのかもしれません。


ところが今の職場では、ひとりの担当が特定の企画や業務を丸抱えしていること、

また、社会人相手の部署ゆえ、勤務時間も休日もシフト制でバラバラなことから、

年末年始のイベントや歓送迎会以外に、仕事帰りに同僚や先輩たちと

飲みに行く機会はほとんどありません。


私自身、通勤手段を電車から自転車に切り替えたため、

仕事帰りの時間を同僚や先輩、上司と過ごすことがなくなりました。


働き始めて最初のうちは、仕事の悩みやグチを吐き出す機会がなくなり、

かといって機会ができたところで、業務が違う他の人に悩みを打ち明けたって

共感してくれる人は誰もいないだろうと、何かと自分でストレスを貯め込んでは、

クヨクヨしていました。


また、営業職という、エネルギーとパワーがものを言う、

逆に言えばエネルギーとパワーさえありゃなんとかなる(笑)職種から、

大学の事務職員というまったくの異職種へと転職したことに加え、

当時は職場でいちばん年齢が若かったこともあり、

「なるべくおとなしくしていないと・・・」

「常に平静を保って、冷静に動かないと・・・」などと、

みずから変なプレッシャーを与えてぎこちない動き方をしていました。


そんなわけで、たまに職場の飲み会があると、

日頃の心労にアルコールが過剰に作用してしまい、

少量のお酒で歩けなくなるくらい悪酔いしてしまう、という有様でした。


おそらく今までの自分は、ストレスの解消法といえば、

「周囲に吐き出す」方法しか知らなかったのだと思います。


グチを言うことだけを、ストレス発散の手段としてあてにしていたのです。


仲間や先輩にグチを言って共有することが習慣化していたために、

「グチを聞いてくれる相手がいるから・・・」と思い込むことが甘えになって、

自分の中で「ストレスとうまく付き合う」「ストレスを消化する」方法を

確立できていなかったんですね。


グチを聞いてくれる相手がいると、話しているうちにだんだん

「そうだ!自分は悪くない!」「そうだ!悪いのはあっちなんだ!」

などと、勝手に思い込むようになります。

だから、ものごとは何も解決しちゃいないけど、

ストレスの原因や対象を誰かになすりつけて、

なんとなく、それで気が済んでしまう。

「グチによるストレス発散」って、まさに、そういうメカニズムなのでしょう。


営業職をそこそこの年数やっていたので、

自分のことを「ストレス耐性」のある人間だととらえていたのですが、

当時の自分は、ガミガミ怒られたり売上数字のプレッシャーに耐えることだけを

「ストレス耐性」として考えていただけなんです。


“まずい。。。。このままではストレスがたまってゆく一方だ!”


「グチらずにストレス解消できる方法」を確立しようと決めたつる丸、

結果的に行き着いたのが、「ひとり飲み」でした。


お酒のおともは、自分自身。

ワーワー文句を言える相手がいないから、

自分の中で自分に問うたり、話しかけたりしないといけません。


「まあ、しょうがないな」

「誰しも、完璧になんてこなせないものだ」

「あの人も、悪気があってやったわけじゃないさ」


そうこうしているうちに、だんだんと、

自分のことも相手のことも、「許せる」ようになってくるのです。


ひとり飲みによる「自問自答」を楽しめるようになったことにより、

「グチを言う」ことは、私のストレス発散方法における選択肢から

外れてゆきました。


「グチを言う」のをグッと我慢せざるを得ない環境に置かれたことで、

つる丸の仕事におけるコミュニケーションも、以前より改善された気がします。


悪いことがあった原因を、すぐに相手のせいにせず、

自分の行動や言動を振り返る習慣がつくようになったので、


「あ、いいですよ」

「大丈夫ですよ」

「私が代わりにやりますよ」

「すみません。私が○○したことが原因でした」


そんな言葉が、素直に言えるようになりました。



他人に「寛容」になること。

30を前に、つる丸が新たに身につけた、心の持ち方です。



こうして、転職後1年余りが経った今では、

おかげさまで毎日リラックスして働いています。



次の日記では、そんなつる丸の日々の心の健康を支える(笑)

我が家での「ひとり飲み」の楽しみ方と、

近くのお店での「ひとり飲み」の楽しみ方について

綴ってゆきたいと思います^^