「花の日」(Flower Day)と聞いたことがありますか?
当教会では特に取り組んで来なかった行事ですが、
日本基督教団の教会暦に定められている一つで、
毎年6月の第二聖日に行われます。
この「花の日」の由来は、アメリカ合衆国の教会に関わっています。
1856年、マサチューセッツ州の教会で、少年少女のために作った
特別なプログラムによる子ども中心の集会を行ったのが始まりです。
1866年にメソジスト教会が6月第2日曜日を「子どもの日」として
教会行事に加えることを決めました。
この日は少年少女たちの宗教教育を強調する日であり、
この時節は一年中で最も多く花が咲く季節であることから、
信者はそれぞれ花を持ち寄って教会堂を飾り、
近所の病院を訪問し、病人を見舞い、また警察(派出所)や
社会施設を訪問しました。子どもたちはこのことを通して、
奉仕と感謝を実際に経験しながら学ぶ機会となりました。
以上の経緯から、「花の日」と「こどもの日」が結びついて今日に。
日本には明治の中期にこの行事がキリスト教会に入ってきました。
(参考:「教会音楽と教会暦)