薩摩街道 その7 川尻宿→宇土宿→松橋駅
ようやく、歩く気持ちになった。
6月、東海道57次から戻り、左膝?脚?は、ズタボロ状態で、もう登山も、街道歩きもダメかなぁ〜と、落ち込んでいた。
本来なら、東海道57次を完歩した事で、すでに歩いた中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道に加え「五街道踏破!」と、大騒ぎしたかったが、痛い左脚左膝を抱えてのゴールは、次への挑戦へと続かない終わり方だった。
2ヶ月、焦りと諦めと、ふと湧き上がる見えないものに押し潰されそうだった。
我慢できず、平坦な加江田渓谷の遊歩道を歩いてみた。
なんとかなる?と、疑心暗鬼に、軽い平和台公園のアップダウンを歩き、下り段差に痛みがある。
再度歩き、今回の薩摩街道の続きへと来た。
痛みは、どこえも消えないままだが😭
歩く状態に、回復や進展は見えないが、朝4時40分に自宅を出た。
西米良村を抜け、人吉→八代の高速無料区間を利用して松橋駅に来た。
松橋駅の改札口は、階段を登り上がった架橋上。
改札口を抜けて、免許証やカードをいれたケースが無い事に気づき、駐車場に戻ると、ママに渡したリュックに車キーを入れたのを思い出して、またまた改札口に戻り、キーを握って駐車場に行く、その間階段を登り下りを繰り返し、充分に膝に痛みを蓄え、ようやく川尻駅に到着だ!
たまんねぇ😩
川尻宿を歩く。
いやいや、🥵熱さにうだるうだる!
街道沿いに、時折ある案内標識を楽しむ?
熱くて、立ち止まるのは、結構キツイなぁ😅
加勢川・緑川を渡る。
実に広く立派な川だ!
1588年から加藤清正による治水が施されている。
九州新幹線の高架を潜り、鹿児島本線を横切る。
続いて、浜戸川を渡る。
向こうに、天草の山々が見えて、静かな川面と青空と雲、何一つ文句無い景色の中にいる。
空腹もピーク、宇土駅に寄り食事の出来る店を探す。
老舗食堂に「開いてますかぁ〜?」なんて失礼な事言いながら入る。
エアコンの涼しい風、凍らせたジョッキで出してくれた水がありがたい。
私は、たいがい注文するカツカレー、ママはオムライス。
懐かしい味のする食堂だ!
「三里木」跡の標柱があった。
宇土宿内にある石橋で記念写真。
宇土宿を抜ける。
高札場跡。
宇土宿から松橋駅までは、土砂降りになったり、カンカン照りになったり、目紛しく変わる天気と疲れで辛い歩きだった。
コンビニで涼んだり、ファミレスでお茶休憩したりで、なんとか松橋駅到着した。
なんとか歩けた。
少し「薩摩街道」に気持ちが寄り添えた。
もう少し暑さが緩めば、歩こう!と思えている自分を確認出来た。
確かに自分は、歩きや登りがレベルダウンして行く一方だが、挑戦は止めない!そう決意出来た!
それこそが、生きている事だもんな😤
GPS計測 14.4km 累計標高差+17m -16m
万歩計 16.8km 25,047歩