4月4日(水)

山行座数合計・・・1045座(回)


山へ行く楽しみは、時と共に変化する。
山の楽しみ方が変化してきた様に・・・。

「家族で出来る何か?」
と、焦る様に追いかける様に過ごしていたあの頃。
正直、沢山どこか出かけたいのに、金が無いから始めた「キャンプ」であり「アウトドア」だった。
そうする事で、格好良くも意識で来たものだ。
ウェブサイトで発信する事で、「こだわり」を主張し、他からの反応を楽しんだものだ。
家族で出かけるに、交通費と宿泊費と食費とを節約する事が、多数回出かけられる方法だ。
それは、費用の必要なキャンプ場は贅沢な方で、「車中泊」「野宿」が主となる。

そんなこんなで、「楽しむ」事は、金を使わずより不便な状態が、そのレベルが高い。
究極は、「自分の足で歩き、自然のままに寝る」と言う行為だろうか?
そこに、家族全員で出来る何か・・・を登山としたのは、全員で始めると言う価値だった。
子供に、「歩かないと山頂に着かない!」と言う私が、一番大きな荷を担ぎ、一番ゼイゼイ言い、一番足をガクガクしていた。
家族全員の息遣いを近くで感じ、素直な感情を感じ合った。
次第に、その行為はエスカレートする。
「縦走だ!」
「クライミングだ!」
「沢登りだ!」
家族を巻き込みながら、子供達の成長を感じながら・・・。
次第に、それは親父だけの欲であり我儘にも思え、流れに任せた。

そして、今・・・。
マイナーな山を目指し、夫婦で歩いている。
そこに、子供達はいないが、もっと強く子供達を感じながら、話ながら・・・。
そんな「楽しみ」で、ニューピークの経験値は数を増やしている。

西米良村の先が通行止めになり、人吉へ抜けるのに「加久藤峠」を超えるループ橋を通る。
えびのループ橋を通り、人吉ループ橋の途中から右折し「笠置山」へと向かう。
定期点検で洗ってもらったばかりのデリカD5は、25万キロを超え、ギリギリと雑草や枝を擦りながら、すぐにいつもの貫禄を取り戻す。
林道終点は草地の広場になっていた。

一旦、人吉市内に出て、国道267号線へ乗り「高塚山」のピークを踏む。
電波塔が立ち、車で山頂直下に行けるお得な1座。
霞が掛り遠景が望めない。

イメージ 1

続いて、本日本命の「禿岳」だ!
「禿」を「かむろ」と呼べば少し可愛いが、ここは「はげだけ」との読みが国土地理院で出ている。
ハゲ坊主親父の私としては、「避けては通られぬ1座」である事は違いない・・・って感じ!
前回の林道スタックで、ママは少しトラウマになっていて、これでもかと走った未舗装路林道・・・。
今回は、特に路肩にうるさい!!
すこぶる快適なダートを走り、目的の地点に到着する。
登山道のない山が多いので、「登山口」という表現が、少し違う気がする。
が、まぁ~どうでもいい。
弱い涸れ沢から、一気に尾根に取り付き・・・と思っていたら、廃道が出て来た。
こういう時は迷うが、廃道の様に明るい場所は、藪や棘が多く、森の中の方が歩きやすい。
ゆっくり、ほっとする1時間の歩きで山頂。
昼食。

さて・・・と、車に戻り地図を見る。
「九州自然歩道」上に、「鉾立山」が近くにあるのを見つけ、行ってみる。

ずいぶん、早くに4座ピークハント出来た。
こんな日もある8000歩の一日だ!
人吉のサンロードシティなる所で、しばし買い物を・・・。
早めの夕食を小林市で済ませ、私は助手席で高イビキ・・・。


6:15自宅発----小林・朝食----加久藤ループ----林道終点9:15----笠置山9:28----移動----高塚山10:38----移動----布の滝11:11----駐車位置11:25----禿岳12:25----昼食----駐車位置13:24----自然歩道14:22----鉾立山14:30----下山----人吉サンロードシティ----小林・夕食17:40----自宅19:30