次女の結婚式。
どう言ったらいいのだろう。
どう感じたらいいのだろう。
たくさんの感情表現の、どれをもが当てはまらない。
彼女が誕生し、そして今日が来た。
 
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それが、走馬灯の様に駆け巡っていた。
ちよっと風変わりで、器用で、努力家だった。
絵を上手に書く彼女を、どれほど誉めただろうか?
それに答え、よく賞を貰った。
中学・高校と、美術部に在籍し、九州大会・全国大会へと行った。
もちろん、勉強も頑張っていた。
進学した「九州大学・芸術工学部」。
大学で在籍したワンゲル部の同期、「工学部」の相棒と結婚した。
大学時、沢山の「バックパック旅」をした。
国内列島あちこちや島旅、海外はスペインに始まり東ヨーロッパ8か国。
ついでに、ママと長男を従え、ベネルクス3国。
彼女の周囲には、いつも魅力的な時間があった。
沢山の思い出と、これからの夢を従え、感動的な結婚式・披露宴に包まれた。
 

11月2日、仕事を終え、えびのICから高速に乗る。
なんとか、日付が変わる前に、次女宅に到着する。
日付が変わると、深夜二人は「婚姻届」を持ち、ロードバイクで市役所の警備員さんへ提出。
なんでも、11日3日は、今年の中でも抜群に良い暦日だそうな・・・。

11月3日、朝。
天神で、10人乗りレンタカーを借り、福岡空港へ。
大阪から、おばあちゃん、弟家族、次男ペアが朝一番の便で到着する。
久しぶりの再会挨拶は、車内。
 
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空港から、「宮地嶽神社」「海の中道~志賀島」「糸島・櫻井神社~二見ヶ浦」、次女新居で長女夫婦と合流し「焼肉:三馬力半」。
天神のホテルにチェックイン後、遅く到着する長男と合流。
子供達は次男の部屋に集合、私の部屋でママと弟と少し晩酌。
まぁ、しばらくぶりの再会でも、時間はすぐに埋まるものだ。
10人乗りレンタカーで、集団移動は殊の外良かった!!
弟の子供達も、なついてくれている。 
 

11月4日、結婚式当日。
バスをチャーターしていた。
朝に到着する親族、ワンゲル同期の友達を、空港で拾ったバスが天神に来た。
大学前で、更に3人を拾い、「櫻井神社」。
新郎の、ご両親と挨拶を交したりしていると、白無垢綿帽子の次女が到着した。
 
大学の位置する「糸島」の、「櫻井神社」で挙式、二見ヶ浦のレストランで披露宴を選んだ。

前日の糸島は、暑いぐらいの陽気で、海は凪でいた。
今日は、曇ったり晴れたり、冷たい風が吹き波立っていた。
二人の門出に、それは関係ない。
神社でも、披露宴会場でも、二人の穏やかな空気が漂い、そして私達は包まれた。
心のこもったもので、感動的で、心温まるものだった。
それは、準備された雰囲気がそうさせたのでなく、その日の二人が作り上げた空気だ!
気持ちのこもった言葉は、その日の声となり、触れる私達に静かに染み入った。
次女は、感謝の手紙を徹夜で書いたそうだが、それを読まず、その場に立ちその場で言いたくなった言葉を私達にくれた。
存分に伝わった。
ママが、思わずこみ上げ、しわくちゃになった表情の横で、同じ顔をした新婦がいた。
 
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何を目指し過ごしてきたのか?
何を感じ育ってきたのか?
おそらく、表現できる言葉という物はこの世には無く、空気で伝わって来る感覚だ。
式は、挙式も披露宴も「形」「型」なんだろうが、何が違うのだろう?
それは、その日までどう暮らし、どう育ち、どう育て、どう関わり、どう思いやったか?
それが、感覚を研ぎ澄ませて、伝わるからこみ上げるものが発生するのだろう・・・。
長男が、大泣きしていた。
たくさんの思い出が、巡りこみ上げてきたそうだ。
いい姉弟だ。
いい4人姉妹兄弟だ。
そして、いい家族だ。
 
 
 
 
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披露宴後、バスに乗り込むと、レストラン前の車道を「バナナマン・日村さん」
撮影クルー達と歩いてきた!!声掛けると、愛想良く「じゃぁ~、皆で写真撮ろうか!!」と・・・。
人気なのがよく判る・・・今時良く言う「神対応」


11月5日
2次会から朝帰りの二人が、私達の宿泊しているホテルに来た。
シャワーを浴びて、私のベットに倒れ寝た。
ホテル前で二人と別れ、大阪組と茨城の長男を空港に送る。
そこから、私達は「久留米ラーメン」を食べ、八女市で「城山」をピークハントした。
日向神ダム湖で「ハート岩」を眺め、中津江村「鯛生金山」を見学。
夕暮前の、「九重連山」「阿蘇五岳」を眺めた。
ずっと、昨日の余韻に包まれたまま・・・。

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「城山」八女市

11月5日(日)

山行座数合計・・・1014座(回)