8月21日(日)
山行座数合計・・・893座(回)
何とも厄介な話だが、「山」にはたくさんの定義?があったりする。
かの「霧島山」というのは、韓国岳や高千穂の峰など、数座をひっくるめた呼び名だ。
「九重」というのも、九重山は無く、総称なのだ!
「高隅山」にしても、大野柄岳や御岳やを含めた総称であるのにかかわらず、国土地理院の地形図上では、総称としての「高隅山」が表示されているとばかり思っていたが、その文字近くの1037mの標高点を高隅山としている。
んじゃ~、一体、わしはどこに登ったのかいな??となるが、まぁ~高隅山系の大野柄岳・横岳・城山に登り、御岳はまだで、国土地理院で言う高隅山も未踏という事なのか??
とまぁ~、ややこしい話であるのだが、「稲尾岳」は大隅半島南部にある、最高峰の枯木岳をはじめ、稲尾神社が祀られる930mピークなど一帯の総称・・・と定義され、実にややこしく、国土地理院の地形図の「稲尾岳」は、堂々と稲尾神社の位置を示している。
という定義なら、「枯木岳」も1座と考えても十分根拠がありそうなので、本日2座というピークハントにする事にする。
まぁ、そんなもんだわ。

いやいや、この「稲尾岳」・・・世界的にも少なくなった照葉樹の原生林が残っていることから,その学術的価値によって天然保護区域として天然記念物に指定されている。
いやいや、歩いていて、感じるのは「その心地の良さ。」だ。
人のどこかにある本能に、刺激というのではなく、すぅ~っと包み込む感じだ。
沢を歩き、ひょいと飛び出した「自然石展望台」から見渡す照葉樹林、見事だ!
本当に、見事な自然だ!
私は、どのくらいの本物の自然に触れたのだろう・・・。
実に希少に感じる、この稲尾岳の自然に対し、本当はあまりにも自分の経験値が薄い気がしてならない。
今残る感想は、「なんて心地よい自然の中を歩けたのだろう!」という感動だけだ。
照葉樹の森「稲尾岳ビジターセンター」さん、親切な説明や、美味しい珈琲ありがとうございました。
6:10----都城----鹿屋----ビジターセンター発10:20----自然石展望台11:20----枯木(2等三角点)11:46----稲尾岳12:37----昼食----下山13:10----自然石展望台13:58----登山口15:05----都城・夕食----自宅20:10