なんとなく、「こうやれば!」と、自分の行動を信じているはず・・・。
「バレ」を喜んだ27日の夜
信じたやり方で、無反応だった28日の夜。

そして、今夜・・・。
状況は、「雨」の夜8時からスタート・・・「杉安ダム放流中」で、ほぼ激流。
流れが速い程、橋脚側面に反転流は大きく出来ているはず・・・。
そこでシーバスは、ベイトを待ち構えているはず・・・。
たくさんの「・・・はず!」を想定し、信じ、今夜も橋脚の10m程先へルアーを撃つ!撃つ!撃つ!
 
私が狙うのは、「メーターオーバー」。
「バカ言ってるんしゃねぇよ!!」そう、思う?思われるのは当然だが、シーバスゲームに、何が最良は無いと思っているし、人の意見を聞く気はさらさらなくて、思う様にやっているだけだ。

いつ、そいつがHITしてもいい準備で、いつもその心構えで臨まなくてはダメだ!
DAIWA モアザン・ブランジーノ87ML-O3」、高いロッドだった!
でも、それを買った。
合わせて、「DAIWA セルテート2501PE-H」のリールも、安くはなかった。
ラインも、4つ編みならPE1.2ぐらいは巻かねば・・・と考えていたが、思い切って「DUEL ハードコア® X8 」PE1.0を巻いた。
ショックリーダーは、ゴーセンの20lbを巻いていた。
だから、照準をどこに合わせるか?が、ボケてはイケナイつもりでいる。
 
雨が降り続き、合羽を着ているが、袖から水が染み込み、すでに長袖のシャツは、びしょびしょだ!
今年138日目の今夜、20時40分頃、あの狙い方でシーバスを掛けた。

何度がルアーチェンジをしたあと、27日にバレを起こした「DUEL HARDCORE® MINNOW 150S」のピンクバックレッドベリーを撃つ!
橋脚側面の反転流に絡めることを意識しながら、一投一投に集中した。
このルアーは、重心移動システムが採用され、飛距離も申し分ない。
そして、あの狙い方・・・。
着水して、シンキング+重心移動システムを利用し、そのまま急速に沈めるイメージだ。
フォールしながら、橋脚側面の反転流に入っているはず・・・。
ジャーク、そしてフォール・・・だが、早い流れにラインが持っていかれ、ジャーク+フォールも3度ぐらいだろうか?
あくまでも、縦にジャークさせているイメージだ!
 
橋脚手前に着水させると、縦にフォールしながら、反転流に入った・・・つもり。

ジャーク、そして少し巻き、反転流から外れた辺りのイメージでフォール、そしてジャークでロッドが曲がった。

強い流れの中だが、繊細な加減が判るロッドだ!
 
強い!重いぞ!!
 
この強い流れ・・・経験の無い引き・・・絶対取るぞ!!

しばらくして、エラ荒い。

数日前のバレは、今日はもう歓迎できない。
今までにない強烈な引きだからだから、ランカー?あるぞ!!
ロッドを下げ、いわゆる「いなす」格好で、ジャンプをふせいでるつもり・・・。
最初は、ラインもたくさん出ずに寄って来た。
「ん?」、15cmのルアーを横くわえしているのが見えた。
そして、一気にラインを引きずりながら、流れめがけて反転し潜航した。
不安一杯だ!
ドラグは音をたて、ヤツの思う様に、滑る様にラインが出て行く。
巻いて、巻いた!

「でかい!」

そう感じただけで、気持ちが高揚しているのが判った。
5分ぐらいのやり取りだったろうか?
テトラ際に、そっと横たえる様に寄せた頃には、シーバスもおとなしくなっていた。
ランディングネットを忘れたが、足場か良いので、オーシャングリップは一発でランディングに成功した。

「重い!」
「写真だ!」
「メジャーだ!」
「重さは?」
 
イメージ 1
 
84cm  5kg  自己最高記録だ!
 
今年3月5日に、初めて83cmのランカーをHITさせて以来、2本目のランカーとなった。

嬉しさと、感動と、驚きと、満足感と、自慢げな気持ちとが入り混じり、あたふたとしながら、とりあえずストリンガーにつけて回復を待つことにする。
チラチラ眺めながら、その後は、いくつかのバイブレーションを撃つが、反応は消える。
 
嬉しさの中には、その狙いと過程がある。

月曜日から、この場所の増水パターンの、橋脚側面の反転流狙いは、ついに本物になった!
 
10時30分、回復したシーバスを何度も水中で触りながら、流れに戻した。
一度、戻って来たが、もう一度押してあげると、闇に消えた。
 
イメージ 2
 
【データ】
ロッド:ダイワ/モアザン ブランジーノ AGS 87ML
リール:ダイワ/セルテート2501PE-H
ライン:DUEL/バードコアX8・PE1.0
リーダー:ゴーセン20lb
ルアー:DUEL/ハードコアミノー150S・ピンクバックレッドベリー
時間・潮:20時40分・上げから2時間・中潮