
少し長丁場の歩きを想定して、前夜車中泊で「萱野登山口」から入山する。
天気予報では、晴れマークだったが、起きれば「雨」に、藪を遠慮してしまった。
結果、それで良かったのかもしれない。
紅葉を愛でながらの登山道歩きは、少しパテ気味・・・頻繁な休憩。
高度を上げていくと、雪がチラホラと周囲に見れる。
少し得した初雪の感も、稜線に着く頃には、突風で厳しさに変わる。
笹に積もった雪は凍り、下に垂れ、掻き分ける手の感覚がなくなり始めた。
踏み跡は、風にかき消され、敗退を決めるのに時間はかからなかった。
厳しい寒さは、容赦なく強まる。
分岐に戻り、敗退の悔しさをどこかにぶつけようと、せめて「五勇山」に足跡を残すことに転じる。
登山道があり、藪漕ぎはなくとも、寒さの厳しさは変わらない。
山頂で、少し食料を詰め込み、逃げるように下山する。
賢明な判断だったと、自分に言い聞かせている。
リベンジは、いずれ・・・。
起床6:30---朝食---萱野登山口スタート8:33----分岐10:29----石堂屋方面へ----分岐10:46----五勇山11:38----下山11:50----萱野登山口13:23----昼食・昼寝----自宅19:00