朝一番で、鎌倉の長女からメールが届く。
「本日より社会人になるという事で、気持ちを入れ替えるためにメールアドレス変更致しました。」
可笑しな学生の頃のアドレスから、一新した。
彼女は、3月26日から「研修期間」として、すでに勤務している。
いよいよ、4月2日正職員としてのスタートだろうか・・・。
昼休みに帰宅すると、長女宛に「厚生労働大臣」印の押された、「理学療法士」の合格証が届いていた。
これから免許申請するのだろうが、次第に現実味を帯びてくる彼女の環境だろう。
これから、親として、どう支えになれば良いのか?初めて社会人の子供を持つことになる。
長女は、中学までは、本当に何に対しても前向きで、おかまいなしの積極さを持ち明るくしていた。
中高となり、成長と共に複雑になる人間関係についていけず、その明るさが消えた。
勉強も嫌になり、学力も低下した。
大学受験の頃、そのほとんどが大学進学という環境の中、専門学校へと道を分けた。
センター利用で合格した大学もあり、隣県の公立短大も落ちた訳ではない。
彼女をそこへ行かせた事・・・私は本当に良かったか?悩みに悩んだ。
「道」を狭めただけではないだろうか?
本当に彼女に合った道なのだろうか?
と・・・。
専門学校だから、大卒ではない履歴となる。
国家試験に受からなければ、意味を成さない場所に自らを追い込んだ形だ。
1年次、彼女はほぼ勉強をしていなかった。
学校としても、学力が所定レベル無いと2年のカリキュラムに支障があるのは当然だ!
留年・・・、国立大の3倍の費用が必要になる・・・。
でも、私は見守る事にした。
ぐっと我慢し、彼女が自ら成長し、自分の手で将来を築かねば、もう親の手をかせる範囲では無い。
4年間、学費以外、ほとんど小遣いを渡した事が無い。
アルバイトをして、小遣いは用立てていた。
携帯電話の料金も、自分でなんとか捻出していた・・・(時折、母の内緒の援助があったらしいが・・・)。
今、おそらく、活発に明るく振舞い、頑張っていることだろう・・・。
正義感が強い子だ!
自分に正直でいい・・・、自分なりに納得のできる仕事をして、遊ぶ事も大切なことだ!
すでに、「有資格者」として、どこでも通用できる立場になりつつある。
生まれ来てくれて今まで、「自慢の娘」であること・・・どこも変わりない。

昨晩、会社の「夜桜宴会」が、西都原御陵墓前であった。
平日で、人では少なかったが、満開に近い夜桜の下で、楽しく飲む事が出来た。
途中、自転車でやってきた長男・次男が、乱入して来た。
いつが最後だったかなぁ~、家族全員で「桜祭り」に来たのは・・・