結果、「万吉山・神陰山・角崎山」のピークを踏めず、9座縦走は叶わなかった。

30日~31日に計画した、次女・長男との縦走計画である。
朝、ママに大薮内林道の分かれ道、標高710m地点に送ってもらう。
ここから、「上面木山」を目指すが、ここは初めてのコースとなる藪コース。
地形図に無い林道が突然現れたり、ノッペリした地形は、なんともスッキリしないコース取りとなるが、ゴアの合羽を棘で破りながら、約1時間で山頂へ立つ。
消えた山頂標識を更新すべく、木切れに「上面木山」と墨で長女に書いて貰った標識を付ける。
大戸越へは、12月4日に歩いているので、迷う事無く20分程で到着する。
小雨、そして風が強い。
大戸越から春山へは、ママと12月8日に歩き、目印を付けている。
約2時間40分で、山頂に到着した。
雪に変わる。
吹雪き始め、足取りは少し重いが、約2時間30分で矢筈岳に到着した。
積雪が10cm程度だが、風が強く気温は更に低くなり始め、長崎尾に15時25分。
意識していた尾鈴山頂でのテント設営に至らず、長崎尾のピークを過ぎた次のピーク付近でテント設営。
風はあるが、設営位置は、まともに風を受けなく、テント内は快適で、子供達との会話が楽しかった。
私が眠りについても、遅くまで姉弟は話していたらしい・・・。
翌朝、積雪は更に増えていた。
電話が通じる間に、自宅のママと、下山場所・時間の打ち合わせをする。
ここから、尾鈴・万吉・神陰・角崎の状況は推測の域・・・。
ママが、尾鈴キャンプ場へから先の林道に入った場合・・・、そこの降雪状況、そこまでの降雪状況も推測の域・・・。
当然、そこへの電話は圏外・・・。
総合的に判断して、尾鈴山から一般登山道を下山し、林道をキャンプ場方面へ、さらに徒歩で向う事とした。
ママには、尾鈴山と神陰山への林道分岐の橋手前広場(計画の下山地点)で、11:00から待機してもらう事にした。
9座縦走の計画は断念となったが、それ以上の深い思い出が残った。
テントの中での語らいも、そこまでの歩きも、何もかもが、強風や積雪の中で状況や、ため息が出る雪景色も、すべてこの一瞬にしか成し得ない私達3人だけの瞬間の連続だった。
31日、11時25分、駐車地点に到着した。