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岩、イヤッ!
沢、イヤッ!
楽な所ならいいけど・・・。
と、めっぽう尻込みした、今回のママである。
数日前から、県内のあちこちで35度近い記録・・・完全に「梅雨明け」。
そして、その暑さは、「沢でもいいよ!」の、気持ちをママにもたらしてくれた。
平日の夫婦山行ともなれば、家庭環境柄、子供達を学校に送っての登山口である。

まぁ、難しくも無く、少し、小滝もあったりする「霧島川・左俣」へ連れて行くことにした。
新湯温泉で、ママと道具を下ろし、私は車を下山口となる大浪池登山口へ回し、自転車で新湯へ・・・。
林道を30分歩くと、霧島川左俣に架かる橋となる。
あまり冷たくない水温で、ジャブジャブ入って行ける。
沢沿いには、あちこちヤマアジサイが咲き、実に気持ち良い夏の山行スタイルである。
両滝を巻き、再び沢に戻ったときに、
「あれっ、この靴底は何?」
と、剥がれたフエルトを握り、ママが言った。
一瞬、『撤退?』とも考えたが、リュックからナイフと細引きを取り出し、フエルトに6箇所穴を開け、細引きを通してワラジ状に作り上げた。
少し歩きにくいが、滑らないのでなんとかなりそうだ。
5回しか使用していないモンベルの沢靴・・・、同じタイプの物を履く私も気分的に嫌なもんだ。
そこからは、すべての小滝、ナメ滝、斜滝をクリアしてついて来た。
時間はかかったものの、充実した沢登りだと思った。
「あー、来て良かった!楽しかった!」
そう言うママがいた。

【水流渓人レポート】http://www12.big.or.jp/~tsurukei/hotnews3/258samata/258.html