日曜日の6日、私の出勤前に「墓参り」に行った。
家族6人で、墓前に手を合わす事が、いつまで叶うのだろう・・・と思った。
うっかりして、供える花を買うのを忘れたが、そんなことは大した事ではない。
数日前、長男と草刈を済ませていた墓地からは、暮らす町を一望できる。
朝日が注がれ、朝の涼しげな風と、初夏の強い日差しとが感じられた。
「明日は、七夕だから、夜、忘れた花をお供えに行こうか!天の川も見ようや!」
と、ママが帰りの車内で決めた。
七夕、その日が親父の命日である。
亡骸は、病院の裏口から自宅に戻った。
あの時、満点の星空だった。
無性に泣けた。
泣くまい!と見上げた満天の星空は、ぞれだけ瞬いていただろう・・・。
『お袋を助けなきゃ!一人っ子だもんな!』
そんな事を決心したつもりだったが、弱い自分に何が出来ただろう。
「こんな夜中に、墓参りする人はいないよね!」
そう言いながら、夜11時に全員で西都原公園の近くにある墓地に、2日続けて行った。
墓前で、子供達が『どうして、お墓って恐いんだろう?』と言ったが、
「お墓が恐いんじゃなくて、そこに行く人の気持ちの中に【恐さ】があるだけなんじゃないかな?ここに眠るおじいちゃんと、おばあちゃんがいなかったら、自分らも存在しないんだからね!」
と、私は答えながら、『先祖』などと口走る年齢になったのか・・・自分の口から出た言葉で確認していた。
出来る限り光のない場所に移動して、敷いたシートに寝そべって空を眺めた。
家族6人で、墓前に手を合わす事が、いつまで叶うのだろう・・・と思った。
うっかりして、供える花を買うのを忘れたが、そんなことは大した事ではない。
数日前、長男と草刈を済ませていた墓地からは、暮らす町を一望できる。
朝日が注がれ、朝の涼しげな風と、初夏の強い日差しとが感じられた。
「明日は、七夕だから、夜、忘れた花をお供えに行こうか!天の川も見ようや!」
と、ママが帰りの車内で決めた。
七夕、その日が親父の命日である。
亡骸は、病院の裏口から自宅に戻った。
あの時、満点の星空だった。
無性に泣けた。
泣くまい!と見上げた満天の星空は、ぞれだけ瞬いていただろう・・・。
『お袋を助けなきゃ!一人っ子だもんな!』
そんな事を決心したつもりだったが、弱い自分に何が出来ただろう。
「こんな夜中に、墓参りする人はいないよね!」
そう言いながら、夜11時に全員で西都原公園の近くにある墓地に、2日続けて行った。
墓前で、子供達が『どうして、お墓って恐いんだろう?』と言ったが、
「お墓が恐いんじゃなくて、そこに行く人の気持ちの中に【恐さ】があるだけなんじゃないかな?ここに眠るおじいちゃんと、おばあちゃんがいなかったら、自分らも存在しないんだからね!」
と、私は答えながら、『先祖』などと口走る年齢になったのか・・・自分の口から出た言葉で確認していた。
出来る限り光のない場所に移動して、敷いたシートに寝そべって空を眺めた。